県知事選挙での分裂を経て自民党秋田県連が新たな役員を内定 7月の参議院選挙を控え党組織の結束が大きな課題に
所属する県議会議員が真っ二つとなった県知事選挙での分裂を経て、自民党秋田県連は28日新たな役員の顔ぶれを決めました。
7月には参議院選挙を控えていることから党組織の結束が大きな課題となっています。
自民党秋田県連の新たな役員に内定したのは、いずれも県議会議員で副会長に加藤鉱一氏、幹事長に北林丈正氏、総務会長に杉本俊比古氏、政務調査会長に佐々木雄太氏です。
現在は衆議院議員の御法川信英氏が務める会長は、県選出の国会議員の中から近日中に選ばれる予定です。
新体制は来月開かれる予定の県連大会で正式に承認されます。
今月6日に投開票された県知事選挙では所属議員が鈴木健太氏を推すか猿田和三氏を推すかで真っ二つに割れる分裂選挙となったことから、党組織の結束が大きな課題となっています。
記者
「(知事選)直後の人事ということでいろいろ考えるところがあったと推測される」
副会長に内定 加藤鉱一氏
「影響が何もなかったかと言えば、それはそうではないと思いますが終わったらノーサイドでしっかりと懸命・一丸となって取り組んでいこうという発言会派内もそういう意識」
若手議員の意見を積極的に取り入れるとして抜擢された佐々木雄太政調会長は「知事選は終わったので議会として是々非々で鈴木県政と向き合う。組織内の調整の部分でしっかり役割を果たしてきたい。」と抱負を語りました。
7月には参議院議員選挙が控えていて新たな幹事長となる北林丈正氏は「党の結束を固め候補者の経験や若さをアピールして早期に選挙態勢を構築する」としています。
また、県議会の自民党会派は次の議長候補に工藤嘉範氏を選びました。
議長は来月の県議会で投票により決まりますが、自民党会派の議員が過半数を占めているため工藤氏に決まる見通しです。