新米の品質を確認する等級検査 JA秋田おばこ管内はほとんどが一等米に いまのところ水不足や高温の影響は見られず 秋田・大仙市
県内各地で稲刈りが本格化する中、新米の品質を確認する等級検査が始まっています。
出穂期の水不足や夏の高温の影響などが懸念されていましたが、コメどころの一つJA秋田おばこ管内の検査では、これまでのところほとんどのコメが品質の良い一等米になっているということです。
本格的な稲刈りシーズンを迎え、大仙市に本店を置くJA秋田おばこの倉庫には連日、新米が運び込まれています。
18日は美郷町の仙南地区で収穫されたあきたこまちR、約78トンが検査されました。
検査するコメを無作為に取り出すと、JAの職員が粒の大きさや色、形のほか水分量が適切かなどを確認していました。
JA秋田おばこによりますと、17日まで検査された2,800トンのうち、一等米の比率は99.9パーセントで、例年通りの品質の良いコメが出荷されています。
JA秋田おばこ美郷町営農センター 小林 豊 課長
「今年品質についてはとても良いと思います」「誠心誠意、検査法にのっとり検査して消費者のみなさんに安全安心なコメを届けていければなと思います」
需要の高まりからコメを集める業者間の競争が激しさを増す中、進められている新米の等級検査。
コメどころの一つJA秋田おばこ管内の稲刈りのピークは来週にかけてで、秋田おばこでは去年より1万5,000トン以上多い、6万6,000トンの集荷を計画しています。
コメの等級検査は来月中旬まで続きます。