知らないうちに消費者金融からの借り入れも…副業広告をきっかけに秋田市の20代女性が現金110万円をだまし取られる
副業に関する広告をきっかけに、秋田市に住む20代の女性が、現金110万円をだまし取られました。
知らないうちに消費者金融からの借り入れも行われたとみられています。
秋田東警察署の調べによりますと、11日、秋田市に住む20代の女性が、スマートフォンでYouTubeを見ていたところ、副業に関する広告が表示されました。
「寝ながら広告を見るだけでお金が貯まる」という内容で、女性がアクセスすると、別のサイトに移動。
サイト内にある無料通話アプリ LINEの友達登録ボタンを押したところ、「案内窓口」というアカウントが追加され、女性は副業をするために電話予約をしました。
その後、担当者を名乗る相手から電話があり、「広告を見たり、文章をコピーして広告を載せたりするだけでお金を稼ぐことができる」「作業を行うために研修を受ける必要がある」などと言われたということです。
指定されたアプリなどで指示通りに操作したところ、自分の口座に3回にわたり現金合わせて110万円が振り込まれたため女性は相手を信用。
研修費用として指定された口座に2回にわたって現金合わせて110万円を振り込みだまし取られました。
12日、金融機関から、不自然な口座の動きがあると指摘され、被害が明らかになりました。
女性の口座に振り込まれた金は相手の指示に従ってアプリなどを操作する中で、知らないうちに消費者金融から借り入れられたものだったとみられています。
警察が、詐欺事件として注意を呼びかけています。