【特集】目標は歴代1位のタイムで優勝! 秋田東中男子リレーメンバー チームワークを最大の武器に全国の舞台へ 秋田
中学スポーツ最大の大会全国中学校育大会、全中が今月17日に九州や沖縄県を会場に開幕します。
活躍が期待されているのが、陸上の4×100mリレーで去年の優勝チームを上回るタイムを持つ、秋田東中学校の男子陸上部です。
全国優勝を目指すリレーメンバーを取材しました。
部員約40人、秋田市の秋田東中学校陸上部です。
先月開かれた県の中総体では、学校別の総合成績で男子が準優勝しました。
全国大会でも活躍が期待されているのが4×100メートルリレーの3年生たちです。
それぞれの個性を生かした走りで県記録を塗り替えてきました。
1走の工藤は、110メートルハードルが専門で県大会の成績は2位。
スタートダッシュに定評があり、序盤から流れを作ります。
2走の佐藤は、200メートルで県大会2位。
100メートルの自己ベストは11秒23と、こちらも県内トップクラスです。
3走はエースの阿部。
100メートル11秒10で、個人でも全国大会出場を決めています。
そしてアンカーの佐々木は、走り幅跳びが専門で県大会は4位。
100メートル11秒台の実力を持つ4人がそれぞれの走りでつないだバトン。
県総体では東北中学記録を更新。
去年の全中、全国中学体育大会の優勝タイムを0.2秒上回る好記録です。
去年秋の大会の記録は45秒10。
1年足らずで2秒以上もタイムを縮めたことになります。
互いに話し合いながら、練習内容を決めているという4人。
専門種目は異なるものの、個人そしてチームのレベルアップを目指し切磋琢磨しています。
リレーメンバーは、控えの3年生・小松も含め、普段から一緒にいることが多いといいます。
記者
「リレーで生きてることとかなんかあったりしますか?」
佐藤選手
「チームワーク、息合う」
佐々木選手
「コミュニケーションが取りやすい」
工藤選手
「圧倒的なチームワークですね」
阿部選手
「仲いいので、バトンはうまく通るのかな…」
工藤選手
「声を張るんだよ」
阿部選手
「バトンが!うまいです!これは誇れます!」
記録更新のカギを握っているのが今年から変えたという、バトンの渡し方です。
佐々木選手
「去年までは、…ハイって言って」
阿部選手
「ハイ」
佐々木選手
「ハイって言ったら下でもらって」
工藤選手
「ここが多分短いんですけどその分」
佐々木選手
「それを、今は…高い位置で、長くなるんで」
工藤選手
「リードとかも多く取れてその分走る距離も短くなりながら短い距離でトップスピードで」
佐々木選手
「短縮できる…っていうのに変えました」
信頼できる仲間と共に高みを目指し続けるメンバーたち。
チームワークを最大の武器に全国の舞台に臨みます。
工藤選手
「目標は全国優勝、で、しかも42秒5なんですけど、その0.5秒さらに縮めて歴代1位で優勝していきたいなと思います」
みんなで決めセリフ
「きょう一日の成功が明日の成功を約束する、セイッ!!!」
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全国中学校体育大会の陸上競技は、今月17日に沖縄県で開幕します。
全国優勝を目指して、みんなの気持ちを一つに頑張ってほしいと思います。