わらび座の新作ミュージカル「秋田は何もない」幕開け 秋田弁で繰り広げられる笑いあり涙ありの人情物語 脚本は内館牧子さん
劇団わらび座の新作ミュージカル、「秋田は何もない」が、6日、幕開けしました。
秋田で暮らす女子高校生とその家族や友人の、笑いあり、涙ありの人情物語で、初公演から多くの客を沸かせました。
仙北市にあるあきた芸術村のわらび劇場で常設公演が始まってから30年になるのを記念した、新作ミュージカル。
6日、初公演が行われました。
脚本は、秋田市生まれの作家・内館牧子さんです。
謙遜して、時に自虐的に「秋田は何もない」と口にする県民もいる、今の秋田が舞台の物語。
主人公は、秋田愛があふれる女子高校生の「バッケ」です。
どうにかして秋田を盛り上げたい「バッケ」は、周りの人たちを巻き込み、音楽を通じて、秋田で生きる喜びを伝えようと奮闘します。
秋田弁で繰り広げられる、笑いあり、涙ありの人情物語です。
さらに、劇中では、バッケたちが秋田放送に直談判するという場面も。
客の感想
「文化祭のシーンで、秋田の好きなところを歌っているところが、すごい感動して、涙が出そうになってしまいました」
「秋田弁って温かいなと思って。秋田って何もないなんて、私たち謙遜するけど、いっぱいあるなって」
新作ミュージカル「秋田は何もない」は、あきた芸術村のわらび劇場で、11月24日までの期間と、正月の特別公演を合わせて、全112公演が予定されています。