手話やアイコンタクトでコミュニケーション 大館市の小学校でデフバスケットボールの体験会 親子で競技の魅力に触れる 秋田

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秋田 2025.07.22 11:36

11月に日本で初めて開かれる、聴覚に障害がある人たちのスポーツの国際大会、東京デフリンピックを前に大館市の小学校で、競技の1つ、デフバスケットボールの体験会が開かれ、参加した親子が音が聞こえにくい環境でのプレーの仕方を学び、その魅力に触れました。

デフバスケットボール男子日本代表・チームリーダー 石川友正さん
「(試合の時は)補聴器を外す必要があります。代わりにチームで合図とか目でアイコンタクトすることが必要になります」

大館市が開いた体験会には、桂城小学校の4年生の親子、約80人が参加しました。

講師を務めたのは、デフバスケットボール男子日本代表・チームリーダーで横手市出身の石川友正さんです。

石川友正さん 
「みなさんに『あなたはここに動いてください』ってサインを出しますから、準備して立っている位置からサインを見て移動します。それでボールを受け取ってシュートをします」

聴覚に障害がある人が出場し、声や音に頼ることができない、デフバスケットボール。

選手たちは、手話や手でのサイン、それに、アイコンタクト、目での合図で、コミュニケーションをとりながら、プレーをします。

児童たちは、デフリンピックへの出場経験もある石川さんとミニゲームを通じて交流しました。

児童
「難しかったけれど得点をたくさん取れてうれしかったです」

児童
「サインしたりしてシュートしたりするのは難しかったけど、やっているうちに上手にできたのでよかったです」

石川友正さん
「このデフリンピックを通して、健常者の子どもたちとか障害がある子どもたち、それぞれに夢・希望・勇気を与えることが(大会の)いちばんの財産になると思います」

デフリンピックでまだメダルを獲得したことがない、バスケ男子日本代表。

目標は金メダルです。

日本で初めて開かれる、東京デフリンピックは、11月15日に開幕します。