「世界三景」男鹿市を代表する観光スポット・寒風山に新モニュメント 旬の料理と絶景を楽しんで 秋田

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秋田 2025.06.20 18:05

男鹿市を代表する観光スポットの寒風山に、新たなモニュメントが設置されました。

設置した男鹿市は、寒風山の魅力をより多くの人に知ってもらい、誘客の推進につなげたい考えです。

夏の観光シーズンを前に、男鹿市の寒風山に設置された、新たなモニュメント。

「寒風石」とも呼ばれる、寒風山のふもとで採掘された「男鹿石」を使用していて、老朽化で撤去された木製の看板に代わって、2年ぶりに設置されました。

刻まれているのは「世界三景」という文字。

明治から大正にかけて活躍した世界的な地理学者・志賀重昂氏が、アメリカのグランドキャニオン、ノルウェーのフィヨルドとともに名付けたと言われています。

3万年前から繰り返された火山活動で現在の形になったと言われていて、標高355メートルの山頂から360度、一面に広がる絶景を楽しむことができます。

天候にも恵まれた20日は、県の内外から訪れた観光客が、その眺望を楽しんでいました。

神奈川から
「なんか見渡せてね、なんだろうね、こういうところあんまりないもんね、こんなにかなり360度近い感じね」
「男鹿半島がこんなにきれいなの、全部分かるような感じですね。のぼってみるとね」

京都から
「いや~、すごいところです。 日本三景は知っていますけど、世界三景は知らなかったです」

京都から
「その地図を見ると、もうちょっときれいに見えたりするのかなぁとも思って、写真を撮らせてもらいました」

湯沢市から
「今の新緑の時期っていうかな、 緑がきれいなところ、通って来る時、両側緑がいっぱいなところがきれいだな」

絶景とともに楽しむことができるのが、展望台のレストランで提供される、男鹿ならではの料理です。

今、水揚げの最盛期を迎えている、天然のマダイを使った一品。

熊谷奈都子 記者
「いただきます」
「すごく弾力があって、噛めば噛むほどうまみが感じられます」

日本海の荒波で育った男鹿の天然マダイは、歯ごたえがあり、うま味が強いのが特徴です。

新たなモニュメントが設置された寒風山。

男鹿市は、その魅力をより多くの人に知ってもらい、誘客の推進につなげたい考えで、「四季折々の景色でぜひ非日常を味わってほしい」と話しています。