県内のキッチンカーの団体が県と災害協定 災害時には迅速で安定的な食料供給を目指す 秋田県

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秋田 2025.06.09 18:12

災害時の迅速で安定的な食料供給につなげようと、県と県内の飲食店などで組織するキッチンカーの団体が協定を結びました。

団体は能登半島地震などでの現地ボランティアの経験を生かし、災害の際に避難所に温かい食事を届けます。

県と県内39の飲食店などで組織する秋田県キッチンカー協会が締結したのは、「災害時における炊き出し支援に関する協定」です。

秋田県キッチンカー協会は、去年の元日に発生した能登半島地震や3月に岩手県大船渡市で起きた山林火災の際に、現地でボランティアを行いました。

そのノウハウと、県内全域に会員がいる強みを生かし、県から依頼があった際に避難所にキッチンカーを派遣し、温かい食事を届けます。

秋田県キッチンカー協会 石田隆一理事長
「車両ですので、その現地に行くことさえできれば設備は整っておりますから、そういった温かい食事、メニューにしてみてもカレーライスだったり豚汁だったり様々なご要望にお応えすることができるのもキッチンカーのメリットじゃないかというようには思っています」

機動力があり、様々な場所で出来立ての食事を提供できるキッチンカー。

県は協定を避難所への迅速で安定的な食料の供給につなげていきたい考えです。