記録的な大雨から間もなく1週間 復旧作業に県内外からボランティア 秋田・仙北市

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秋田 2025.08.25 18:56

仙北市を中心に県の広い範囲を襲った記録的な大雨の降り始めから、26日で1週間です。桧木内川が氾濫した仙北市ではまだ断水が続いている地域があります。
25日も県の内外からボランティアがかけつけ、生活再建に向けた復旧作業が進められていました。

大雨被害の深い爪痕が残る仙北市西木町です。上桧木内地区の何久保では今も断水が続いています。
こちらの住宅では農作業用の機械などを置いていた1階が浸水被害に遭いました。

中嶋大輔さん 「水があの黒くなっているあそこまで」

中に置いていたものはすべて外に搬出しましたが、地面は大量の土砂で埋め尽くされています。

中嶋厚子さん「難儀かけます~」「ほんと助かってますありがとうございます」

きょうも朝から多くのボランティアがかけつけ、復旧作業が進められました。

2階と3階の住居には、中嶋大輔さんの母・厚子さんが一人で暮らしています。生活再建の見通しはまだたっていませんが、ボランティアや地域の人たちが支えてくれています。

中嶋大輔さん 「ボランティアの方いなかったらもう多分逆に手つけてなかったと思うんですよあきらめというか」

「ほんと勇気もらいましたしほんとパワーももらってるんでボランティアの方々帰っても自分でできることはちょっとずつやっていこうかなという気持ちはほんとそういう力を与えていただいてのはほんと助かります」

中嶋厚子さん 「ほんとありがとうございますほんとなった人でなきゃ目にあった人でなきゃわからないっていうのはこういうことかなって思いましたほんとに」

「みなさんもいろんないつ何が起きるかわからないっていうことは頭の隅っこさ入れておいて前向きにやるしかないなってもうほんと感じましたっけ」

厚子さんはボランティアの人とお茶を囲むような生活が一時でも早く訪れることを心から願っています。

住民の支援を行う仙北市の社会福祉協議会は、大雨のあと上桧木内地区の住宅を1軒1軒まわっています。

社会福祉協議会の職員「床下さ使ってもらえばと思って」
住人「これ直接でも大丈夫ですか」
社会福祉協議会の職員「あ大丈夫です」「こっちも開けたところさ入れてもらって」
住人「ありがとうございます」「のぞいてみたら結構(水が)入ってました」

同じ地区でも被害状況はそれぞれです。直接訪問し住民が今必要としているものを細かく確認することで生活再建を支えていきたい考えです。

社会福祉協議会の職員「これからの泥出しとかもボランティアさんのほうで対応できるかもしれませんのでもしよければご相談いただければ」
住人「はいわかりました確認してから」
社会福祉協議会の職員「もしよければ電話いただけたら」

仙北市社会福祉協議会・藤原正人さん 「メイン道路の国道のところはすごいんですけどもやっぱり山際とかほんとにそこだけじゃなく上桧木内地区一帯がすごいもう大変な状況でして一刻も早く生活再建できるようになればいいなというふうに思っております」

仙北市社会福祉協議会は悩みがある場合は小さいことでも遠慮せず気軽に相談して欲しいと話しています。