オープンから45年が経過した県児童会館 使用目標60年までの有効活用策は? 初の意見交換会 秋田市
秋田市にある県児童会館は、オープンから45年経っています。
使用目標年数の60年まで有効に使えるよう、この先の在り方を考える検討委員会が初めて開かれました。
地下1階、地上4階建て、劇場も備えていて去年は11万3,000人余りが利用した児童会館。
県は検討委員会の意見を集約して、今後の方針に反映する考えです。
7日、県児童会館のこの先のあり方を話し合う検討委員会が初めて開かれました。
利用している団体や、教育関係者、それに芸術文化団体の代表など10人が委員を務めています。
ホールのほか、劇場、プラネタリウムなどもあり、体験しながら遊ぶことができる大型の屋内施設の児童会館は、1980年4月のオープンからすでに45年が経っています。
施設の使用目標年数60年まではあと15年です。
6年前、2019年に大規模改修を施しリニューアルしましたが…。
ホール用の大型の冷房装置がないことに加え、雨漏りや様々な遊具や設備の老朽化などもあり、修繕費はこの7年で4億円近くかかっています。
検討委員会は、この先15年児童会館を、より便利に、使いやすくするため、様々な意見を取り入れていこうと設置されました。
委員
「必ず大人がついていて遊べるというのは、安心感では非常にいい所だとは思います」
委員
「ハードがあればいいという物じゃないんです。それを使う人がどんなに使いやすいかという所が一番大事だと思います」
委員
「子どもたちの遊べる機能遊び場というふうな所と、この劇場が一緒になってるもんですから、それとの兼ね合いっていうのがどうなのかなというふうな所も考えて」
7日は全体的な意見が委員の間で交わされました。
今年度は細かい点について話し合う専門部会なども含めて、このあと4回開かれます。
県は検討委員会の意見を集約して、今後の方針に反映する考えです。