秋田県の公立高校入試 合計点の平均は274.2点 入試制度変更後3年間で最低も英作文の得点率は去年より上昇
3月に行われた秋田県の公立高校入試の合計点の平均は、抽出調査の結果で、274.2点でした。
特色選抜を導入して入試制度が変わったここ3年間で、最も低くなっています。
3月に行われた公立高校入試の1次募集は、特色選抜と一般選抜、合わせて5,731人が受験しました。
県教育庁では、このうちの8%にあたる463人の結果を抽出し、分析しました。
5教科の合計の平均点は274.2点で、去年と比べて3.4点下がっています。
特色選抜を実施して入試制度が変わった2023年以降の3年間で、最も低くなっています。
教科別では、国語が66.3点、社会が53.7点、数学が最も低く47.6点、理科が56.8点、英語が49.8点でした。
理科は去年より5点ほど高くなりましたが、その他の4教科は去年より低く、社会は5点以上、下がりました。
英語では、英作文の得点率が去年より上昇していて、県教育庁は「論理的に表現する言語活動の成果」とした一方、リスニング問題などの傾向から「実際のコミュニケーションの場面を想定した指導が求められる」と分析しています。