【特集】需要高まるサングラス メガネ店では問い合わせ急増! あの仕事現場でも…広がる着用の動き 秋田
続いての話題は、私たちもかけています、サングラスについての話題です。
今シーズンは、強い日差しが降り注ぐ日が多い影響もあってか、サングラスの需要が高まっているようです。
サングラスについての問い合わせが、例年の倍というメガネの販売店もあるほか、サングラスをかけて業務を行うイメージが少なかった仕事の現場でも、着用の動きが広がっています。
きっと今よりもはるかに涼しく、日差しも強くなかったであろう、80年余り前から続く、秋田市内の老舗メガネ店。
かける目的や着用する場面は様々ですが、店の長い歴史の中で、今年は特に、サングラスの需要が高まっているそうです。
サングラス購入予定者
「初めての海外旅行に行くので。(電光)掲示板とか飛行機の見方とか大事だし」「やっぱり国内でも普段使い、目のガード、目の保護も兼ねてということもありますよね」
店には、季節を問わず需要がある一般的なメガネとともに、豊富な品揃えのサングラスがあり、この夏は問い合わせが急増。
カモヤ眼鏡店・加茂谷福聡さん
「昨年の大体倍くらいですね。問い合わせが増えております」「最近は、昨年から増えているんですけど、色が変わるレンズ。調光レンズと言われて、室内で透明。外に行くと紫外線でサングラスになるというレンズ。あとは反射光を防いでくれる、普通のサングラスよりもまぶしくなりにくい偏光レンズも問い合わせ増えてます」
日常的に使いやすいとして特にニーズが高まっているのが、色が変わる調光レンズです。
紫外線が少ない室内では、透明ですが、このレンズを、たっぷりと日差しが降り注ぐ屋外に持って行ってみると…レンズの色が変わって、まぶしさも紫外線も防げるということです。
店では、子ども用のメガネも多く取り扱っていますが、紫外線対策のレンズを入れて、サングラスとして着用できないかという相談も寄せられるようになりました。
強い日差しが降り注ぐ日が多い今シーズンだからこそ、世代を問わず、「目を守ろう」という動きが広まっているようです。
カモヤ眼鏡店・加茂谷福聡さん
「紫外線というのが、白内障の原因になるとも言われているので、そういった面でも、そこを予防してあげることが大切だと思いますので、そこをケアしてあげるということでサングラスは必要だと思います」
記者
「実は私今年で42歳になりまして。サングラスデビューしました。恥ずかしさとかあったんですけど、それを乗り越えるために…(記者着用)どんな心構えを」
カモヤ眼鏡店・加茂谷福聡さん
「格好つけるという意味だけではなくて、目の保護のため、しっかり紫外線を防ぐことも考えて、堂々とかけてもらえたらと思います。そのうえでオシャレなものを選んでもらえればいいなと思います」
まだ、誰もが当たり前のようにかけるまでには至っていない、サングラス。
しかしそうした中でも、今では様々な場所で着用は広がっていて、こんな仕事の現場でも。
にかほ市消防本部は、去年8月から、職員の業務中のサングラス着用を条件つきで許可しました。
車両を運転する際や、ドローンの操縦、水難・山岳救助の現場での着用を想定しています。
数年前から着用を望む職員の声が寄せられるようになったといいます。
にかほ市消防本部・土井日出司 消防署長
「仕事の中でのサングラスというのはどうなのか?という考えもありまして、サンバイザーでの対応も考えたんですけども、下からの照り返しに対応できないということで」「命を預かる業務ですので、市民の安全第一が最重要になりますので、市民の安全を守れるのであれば着用を認めようということで、認めることになりました」
レンズの色が極端に濃いものは着用を許可しないなどのルールも設けています。
今は見慣れぬ姿でも、今後は当たり前の姿にしていけるよう、さまざまことを配慮しながら業務にあたります。
業務でサングラス着用する 須藤憂真さん
「市民の方と話すような場面では、外すように心がけています」「運転してるときがやっぱり一番メリットを感じていて、していないときよりもしているときの方が疲労感も軽減されてますし、安全性も向上してると思ってます」
日本に降り注ぐ紫外線の強さは、年々厳しさを増しています。
ファッションアイテムとして選ばれてきたサングラスは、今後、目の健康を守るために欠かせないアイテムとしても、選ばれていくことになりそうです。