緊急銃猟可能に 改正鳥獣保護管理法施行 鈴木知事「効果的に使用するのは簡単なことではない」と述べ県民に理解求める 秋田
県内では今年もクマの目撃が相次いでいますが、市街地にクマなどが現れた場合に市町村の責任のもと猟銃を発砲できる緊急銃猟が1日からできるようになりました。
鈴木知事は、猟銃を「効果的に使用するのは簡単なことではない」と述べ県民にも理解を求めました。
1日施行された改正鳥獣保護管理法。
これにより可能となった緊急銃猟とは、クマなどが人の生活圏に侵入したり迅速に捕獲できる手段がなかったりするなど一定の条件を満たした場合、市町村の責任のもと猟銃を発砲できる制度です。
実施の際には、市町村の担当者と委託を受けた猟友会のハンターなどの間で、住民の安全確保に向けた具体的な方法や発砲する方向などについて調整が必要です。
鈴木知事
「実際にですね、どこに現れるかわからないしかも、どういう動きをするかわからない、クマというものに対して、効果的に武器を使用するということが、そう簡単ではないという実感を私は持っています」「現場を責めたりだとかそういうことがぜひないようにご理解をしっかりと県民の皆さんにはいただけるように私としては心がけていきたいと思っています」
県は、緊急銃猟の体制整備を行う市町村に対して資機材の購入費や日当などの一部を補助する考えです。