全県高校総体 ラグビーは秋田工業が2年連続47回目の優勝 東北大会は秋田工業・秋田中央・金足農業の3校が出場 秋田
全県高校総体、続いてはラグビーです。東北大会出場をかけた3位決定戦と、決勝の2試合が行われ、秋田工業が2年連続47回目優勝を果たしました。
東北大会出場をかけた3位決定戦は、去年の準優勝校・金足農業と紺と赤のジャージ男鹿工業が対戦しました。
前半、風上に立った金足農業は試合開始3分。
左サイドに細かくボールをつないで10番の菅原がトライ。
先制に成功します。
一方の男鹿工業も意地を見せます。
前半16分、ボールを受けた8番・キャプテンの笹渕がおよそ30メートルを独走。
その後のコンバージョンキックも自ら決めて、同点に追いつきます。
それでも金足農業は終始、敵陣に攻め込んでから安定したパス回しで得点を奪いました。
去年秋の全国高校ラグビー県予選決勝でベンチ入りしたメンバーが12人残る金足農業。
男鹿工業から6つのトライを決め、43対14で勝って4年連続の東北大会出場を決めました。
決勝は、今年で創部100周年を迎えた白と紺のジャージ秋田工業と、2年ぶりの優勝を目指す秋田中央が対戦しました。
秋田工業は前半17分、敵陣深くの密集からボールを前に運ぶと、最後は2番の佐藤が押し込み、先制します。
その後も秋田工業がフィジカルの強さを生かして前に攻め込みますが、秋田中央も、前から当たる積極的なディフェンスを展開。
秋田中央は前半、秋田工業のトライを1本に抑え試合を折り返します。
後半、「貪欲に追加点を狙った」という秋田工業。
後半10分、先制トライに続きモールから追加点を挙げると、その4分後には、キャプテンの川瀬が50メートル6.2秒のスピードを生かして飛び込みました。
その後も2つのトライでリードを広げた秋田工業。
秋田中央に得点を許さず、2年連続47回目の全県高校総体優勝を決めました。
秋田工3年 川瀬雄介主将
「秋工は伝統のモールとタックルっていう場所から流れを作っていこうと思っていたので、やっぱフォワードでトライを取り切れたことは自分たちにとっては大きい進歩だったと思います」
「自分たちでフォワードバックス一体となったラグビーでフィールドを大きく使ってトライをもっと取っていきたいと思います」
インターハイのない、ラグビーの東北大会は秋田工業、秋田中央、金足農業の3校が出場し、今月12日から岩手県で行われます。