まとまった雨で玉川ダムの水位約1メートル回復 今月中旬に貯水率0%になる恐れはいったん遠のく 秋田
5日未明からのまとまった雨で雄物川水系最大の玉川ダムの水位は約1メートル回復しました。
貯水率が今月中旬にも0パーセントになると試算されていましたが、6日以降も雨が降る予報のため、その恐れはいったん遠のいた形です。
国交省東北地方整備局玉川ダム管理所によりますと、先月中旬から低下していた玉川ダムの貯水率は、5日午前4時時点で39.3%、平年の半分程度に留まっていました。
これが未明からのまとまった雨で、午後1時時点で42.1%まで回復し、水位は約1メートル上昇しました。
先月末にはこのまま雨が降らないと貯水率が今月中旬にも0パーセントになると試算されていましたが、6日以降も雨が降る予報のため、いったんその恐れは遠のいた形です。
まとまった量の雨を受け、玉川ダムでは5日、下流補給と呼ばれる放流が行われました。
玉川ダムとともに雄物川流域の農業用水などに利用されている田沢湖の水位の回復も図られています。