風車事故について鈴木知事「大変重く受け止めている」市や町と連携して実効性のある安全対策を検討 秋田県議会
秋田市新屋で風車の羽根が落下し、近くにいた男性が死亡してから1か月となりました。
鈴木知事は、今回の事故を「大変重く受け止めている」と述べたうえで、今後、市や町と連携して、実効性のある安全対策に取り組む考えを示しました。
鈴木 知事
「この度のブレード(羽根)落下事故は、県が再生可能エネルギーの導入拡大を進める中で、人が日常的に立ち入る場所で起きた事故であり、私自身、大変重く受け止めております」
2日の県議会・一般質問で、風車の羽根の落下事故を受けた今後の安全対策について問われた鈴木知事は、次のように述べました。
鈴木 知事
「現在、関係市町と個別の設備状況の確認を進めており、自治体としてとりうる、立地条件を踏まえた実効性のある対策を、市や町と連携しながら検討するほか、点検基準の見直しなどを所管する国に対しても強く要望してまいりたいと考えております」
県は、陸上風車が設置されている県内9つの市と町を対象に、設置場所や周囲の環境について聞き取りを行っています。
対象の風車は307基あり、今後、周囲への立ち入り制限などの安全対策を検討することにしています。