広島に原子爆弾が投下されて80年 秋田市でも犠牲者を悼む集い 核兵器や戦争がない世界の実現を祈る 秋田 #戦争の記憶

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秋田 2025.08.06 18:12

広島に原子爆弾が投下されて6日で80年です。

全国各地で犠牲者を追悼する式典が開かれる中、秋田県原爆被害者団体協議会=秋田県被団協が主催する集いが秋田市で開かれ、参加者が核兵器や戦争のない世界の実現を願いながら犠牲者を悼みました。

毎年8月6日には県内でも原爆の犠牲者を追悼する集いが開かれています。

今年は、関係者約50人が参加しました。

秋田県被団協の会長は母親の胎内で被爆した相川修さんが務めています。

相川修会長(79歳)
「いつの日か歴史の証人としての被爆者はいなくなるでしょう。しかし記憶を残すという強い文化と、継続的な取り組みで日本の新しい世代が被爆者の経験とメッセージを継承できるはずです」

参加者は核兵器や戦争がない世界の実現を願いながら、原爆で命を落とした人達に花を手向けました。

被爆者手帳を持っている人は全国で9万9,000人余りで、県内では13人です。

13人の平均年齢は88歳。

高齢化が一層進む中、原爆の悲惨さを次の世代にどう伝えていくかが課題となっています。

父親が広島で被爆
「大きい活動は(被爆者2世として)もうできないんですけど、ただ、子供達とか孫達にだけはこう伝えていきたいなと思って」

参加者
「漫画だったりアニメだったりでしか、やっぱりその戦争っていうか原爆の世界見てないんですけど、やっぱり現実はもっと悲惨だったり残酷なんだなって いうのはやっぱ感じましたね」

母親が広島で被爆
「私とか、姉は被爆2世ということで実際に被曝に遭った体験を聞きながら育ってきているので、まあそれを何か、ね、平和に向けてこう活かしていければいいのかなと言う風に思ってます」

秋田県被団協は「世界では戦争は続いている。生きている限り全国の被爆者と共に戦争反対を訴えていきたい」と話し、反戦への思いを新たにしていました。

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