父親を殴り死亡させたとして傷害致死の罪に問われた男 初公判で起訴内容を認める 刑の重さが争点に 秋田地裁

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秋田 2025.06.03 17:41

去年3月、にかほ市の自宅で父親を殴り、死亡させたとして、傷害致死の罪に問われている33歳の男の裁判員裁判が始まりました。

男は起訴内容を認めていて、今後の裁判では刑の重さが争点となります。

起訴されているのは、にかほ市象潟町大砂川の無職・平野遥介被告33歳です。

起訴状などによりますと、平野被告は去年3月13日の午後6時半ごろ、自宅で60代の父親の腹を殴るなどの暴行を加え、死亡させた罪に問われています。

3日に始まった裁判員裁判で、平野被告は起訴内容を認めました。

この裁判をめぐっては、事前に争点や証拠を整理する公判前整理手続が行われていて、弁護側は、傷害致死の罪が成立することについては争わない姿勢を示しています。

ただ、検察が、死因となった腹部への暴行を「こぶしや足など何らかの形で意図的に外から力が加えられていた」と指摘した一方、弁護側は「もみ合う中で覆いかぶさった際、膝などが偶発的に接触した」と主張しました。

今後の裁判では、刑の重さが主な争点で、判決は13日金曜日に言い渡される予定です。