【特集】県勢男子23年ぶりの団体優勝へ!インターハイに出場 秋田北鷹 男子フェンシング部 17歳以下日本代表にも選出の主将に注目
高校スポーツ・インターハイの特集、10日は秋田北鷹男子フェンシング部です。
去年、初めてのインターハイで個人戦3位に輝いた2年生の主将を中心に、県勢男子23年ぶりの団体優勝を目指します。
11大会連続13回目のインターハイ出場となる、秋田北鷹男子フェンシング部。
1・2年生のみのチームで、部員8人のうち6人は、高校で競技を始めました。
フットワークなどの基礎を大切にしながらも、実戦の感覚を養おうと、試合形式の練習の時間を増やしています。
2年 相馬天星 選手
「レベルが高い選手がいて、その選手のプレーのマネをして、試合の作りとかを参考にして試合をしました」
チームの中心は、2年生の板橋心大主将です。
小学3年生からフェンシングを続けています。
去年のインターハイは、頭と両腕以外の上半身を攻撃して競う種目「フルーレ」の個人戦で、初出場ながら3位に。
さらに、17歳以下の日本代表として、ハンガリーやフランスで開かれた世界大会も経験しました。
剣の競り合いで攻撃できる権利が瞬時に入れ替わる、フルーレ。
動きを読んで守り、攻撃の回数を増やすことができるかが勝敗を大きく左右します。
佐藤樹 コーチ
「距離をしっかり縮めた状態で、相手に距離を与えないで、アタック距離を与えないで、コントルアタック距離を与えないで、アレとかディフェンス、もうちょっと強度上げてみよう。そこをちょっと今後練習しよう」
今年もインターハイの個人戦・フルーレに出場する、板橋選手。
世界大会などを経て課題に挙げているのが、攻撃です。
これまでよりもフェイントを多くするなど、バリエーションを増やすことを意識して、練習に励んでいます。
板橋心大 主将
「いろんなコースがあって、自分の得意なコースを打ったら、次はそこを餌にして他のコースに打つとか、コースを増やして相手を翻弄するようにしています」
個人の技を磨いたうえで、チーム全体も底上げして、個人・団体の2冠へ。
団体で優勝を果たせば、県勢男子23年ぶりとなります。
板橋心大 主将
「アドバイスとか試合の流れについて、高校スタートの同期とかに教えて、一緒に高め合っています。粘り強く自分の持ち味を発揮して、今年は優勝を目指して、インターハイを頑張りたいです」
インターハイのフェンシングは、島根県で、来月6日に競技が始まります。
団体戦で、男子の秋田北鷹は、まずは奈良商工と戦います。
女子の聖霊学園は、熊本の翔陽と対戦します。