鳥海ダムで着工式 洪水の被害軽減に期待
由利本荘市で工事が進む鳥海ダムをめぐり、14日に本体工事の安全を祈願する着工式が行われました。
鳥海ダムは洪水防止や水道水の供給などを目的に、子吉川の上流、由利本荘市鳥海町百宅で建設工事が進められています。本体工事は去年8月に始まっていますが、7月の記録的な大雨の影響で着工式は延期されていました。14日は関係者が出席し工事の安全を祈願しました。
湊貴信由利本荘市長「昨年のような大雨の際の洪水調整の機能など様々な効果が期待されており、その大切な役割を地域が待ち望んでいるところでございます」
子吉川流域ではこれまでもたびたび洪水が起きています。去年7月の大雨で氾濫した子吉川と石沢川の合流点付近では、鳥海ダムが完成すると水位はおよそ70センチ下がると試算されています。
高さ81メートル長さおよそ380メートルの鳥海ダムの完成は2032年度を予定しています。