柔らかな酸味と甘み「白神山地ワイン」販売開始 藤里町でしか手に入らない限定のご当地ワイン 秋田
藤里町でしか手に入らない、ご当地ワインの販売が、15日に始まりました。
今回出荷されたのは、2023年に仕込まれたワインです。
販売される本数は例年より少ないものの、品質は上々で、柔らかな酸味と、甘みが感じられる味わいに仕上がっているということです。
藤里町のご当地ワイン、「白神山地ワイン」。
町内で栽培されたワイン用ブドウで仕込まれていて、町に来た記念に買い求める人も多いといいます。
おととし仕込まれたワインが、15日、発売日を迎え、醸造しているワイナリーから次々と運び出されました。
藤里町でのみ販売される「白神山地ワイン」。
取り扱い店舗の一つの物産販売所でも、早速店頭に並べられていました。
白神山地ふじさと観光協会 高瀬由里子さん
「地元でとれたブドウを使って本当に作っているワインなので、やっぱり白神山地に来た記念として買って行かれる方が多いですね。また新しい年のワインが入ったということで、PRにもつながるのかなと思っております」
「白神山地ワイン」は、藤里町が企画し、高級化粧品メーカーが運営するワイナリーで醸造されています。
今回出荷されたワインは、初めて木樽で熟成されました。
天候や獣害などの影響で、今回は例年より少ない876本の販売にとどまるものの、一味違った柔らかな酸味と、甘みが感じられる仕上がりになっているということです。
鴨下望美アナウンサー
「は~、香りが、いい香りです。すごいちょっとスパイシーな香りというか、フルーティーだけど柔らかい酸味もあとからグッときて。軽すぎず、重すぎず、しっかりブドウの味わいを感じる。おいしい」
アルビオン 醸造責任者 佐藤祐介さん
「2023年のワインは、どうしてもクマが、動物の被害がとても多かった年で、結構収穫にも苦労しましたけれども、何とか熟成を経て出荷できたことがうれしいですね。年によって味は変わってきますけども、そういう年の味を楽しんでいただければ。どなたにも飲んでいただければうれしいなと思います」
白神山地ワインは、町内4か所で販売されています。