県がひきこもりの実態調査 県内には987人

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秋田 2021.04.07 19:23

 社会との接触を断ち、学校や仕事に行かず半年以上、概ね家に留まり続けている状態の「ひきこもり」。県は初めてひきこもりの実態を調査しました。

 県内では少なくとも987人がひきこもり状態にあることが分かりました。

 ひきこもりの調査は、地域の実情をよく知る民生委員や児童委員およそ2000人の協力を得て県がまとめたものです。

 全県的な実態調査は初めてです。それによりますと昨年度、県内では15歳から64歳までの987人がひきこもり状態にあることを把握しました。

 40代が最も多く全体の26・1%、30代が22・5%、50代が18・9%。

 また、ひきこもりの期間が10年以上という人が42・7%にのぼり多くの人が長期に及んでいる実態が浮かび上がりました。

 家族にとってもデリケートで、調査を断られるケースも多く、すべてを把握するのが難しいひきこもりの実態。

 内閣府は全国に100万人以上いるとみていますが、実態調査は進まずあくまで推計です。

 県障害福祉課の鷲谷弘子課長は「相談員人材を確保して1人でも多くの相談に結びつけたい」と話しています。

 県は調査結果もふまえ、各地域の相談窓口を充実させるなど体制を強化して本人や家族の社会との接点を増やしていく方針です。