五月特別公演 疫病退散を祈願し本海獅子舞番楽

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秋田 2021.05.03 19:22

 由利本荘市鳥海町で古くから親しまれ、国や県の無形民俗文化財にも指定されている民俗芸能の公演が行われました。

 地元に伝わる獅子舞では、新型コロナウイルスが収束するよう疫病退散を祈願する舞が披露されました。

 日中は青空が広がった由利本荘市鳥海町。まだ雪が残る鳥海山のふもとにある民俗芸能伝承館「まいーれ」で、毎年5月に行う「五月特別公演」が2年ぶりに行われました。

 2011年、国の重要無形民俗文化財に指定された「本海獅子舞番楽」は、文化財に指定されて以降は県内外に招かれてきましたが、昨年度は新型コロナウイルスの影響で公演や行事が相次ぎ中止となり、出演した伝承団体のひとつ「天池講中」も公演での披露は2年ぶりです。

 3日披露された「祓い獅子」は、厄払いや疫病退散を願うもので、勇壮な舞いで新型コロナの収束と訪れた人の健康を祈願しました。

 続いて披露されたのは地元の大衆娯楽として受け継がれ県の無形民俗文化財に指定されている「猿倉人形芝居」です。

 登場人物の生き生きとした動きと巧みな人形操作に拍手が送られ、ユーモアあふれるやりとりが会場の笑いを誘っていました。

 本海獅子舞番楽は6月にも公演が行われ、猿倉人形芝居は8月に開催が予定されている「鳥海獅子祭り」の前夜祭で披露されます。