ウイルスをもったマダニにかまれて感染 県内で初めて「重症熱性血小板減少症候群」の患者を確認 高齢者は死に至ることも 秋田
ウイルスをもったマダニにかまれて感染する重症熱性血小板減少症候群の患者が、県内で初めて確認されました。
高齢者が感染すると重症化し死に至ることもあり、県は、少しでも疑いがある場合はすぐに医療機関を受診するよう呼びかけています。
重症熱性血小板減少症候群、SFTSと診断されたのは、由利本荘保健所管内に住む70代の女性です。
県によりますと、女性は先月29日から39度台の熱や倦怠感、頭痛など風邪に似た症状が続き、4日後の今月3日に医療機関を受診しました。
血液データに異常が見られたため、さらに検査を行い、先週金曜日の11日にSFTSと診断されました。
女性は入院中ですが、快方に向かっているということです。
ウイルスをもったマダニにかまれたり発症している動物の体液に触れたりすることで感染するSFTS。
マダニにかまれたところは見た目ではわからないことが多く、高齢者が感染すると重症化し死に至ることもあります。
県は、やぶに入るときはなるべく肌を露出せず少しでもSFTSの疑いがある場合は、すぐに医療機関を受診するよう呼びかけています。