秋田市の住宅地でクマの目撃が相次ぐ 近くの小学校では複数人で登校するよう注意を呼びかけ
クマの目撃が今月に入り、急増しています。秋田市では10日、11日に住宅地での目撃が相次ぎました。
近くにある小学校では児童はなるべく複数人で登校するよう注意が呼びかけられています。
秋田市の新屋地区で11日、クマの目撃情報が警察に相次いで寄せられました。
いずれも1頭の目撃です。
民家の敷地内にも出没したという情報もありますが、11日の夕方を最後に周辺でのクマの目撃は途絶えました。
目撃が相次いだ場所から約500メートルの日新小学校は、保護者に注意喚起のメールを送り、学区ごとになるべく複数人で登校させるよう呼びかけています。
12日朝は登校に付き添う保護者も少なくありませんでした。
児童の保護者
「このへんずっとうろうろしているようだったので怖いですね」「子どもが出入りしている時間外歩いている時間は監視してもらったりとか危険がないようにしてもらいたいですね」
今月に入り、県全域で増えているクマの目撃。
県のツキノワグマ等情報マップシステム=クマダスには10日、11日と雄物川を挟んだ牛島地区から新屋地区にかけて、立て続けに目撃情報が寄せられています。
警察によりますと、10日は牛島地区と隣り合う大住地区にも出没しています。
秋田市は「同じクマが雄物川を泳いで渡って出没した」とみている一方、「その後、山林へ去っていた可能性がある」として捕獲用のおりの設置も含めて慎重に対応を検討しています。
12日も市内各所でクマの目撃がありました。
警察は引き続き出没が相次いだ地区をパトカーで回って注意を呼びかけています。