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2020年08月17日

戦後75年

8月15日で終戦から75年が経ちました。
戦争を経験した人が減る中で当時の記憶をいかに次の世代へ繋いでいくか、その重要性は日を追うごとに増しています。

県内で語り継がれている戦争の記憶の中に、土崎空襲があります。
終戦の前夜に始まった日本最後の空襲の一つで、当時国内最大量の石油を産出していた日本石油秋田製油所が標的となりました。製油所は全滅、周辺に暮らす住民も含めて250人以上が犠牲になりました。

こちらは秋田市土崎地区の現在の様子です。
一望できる景色が火の海に包まれたと考えると、戦争の悲惨さと恐ろしさを改めて感じます。

土崎空襲資料展
土崎空襲資料展

土崎空襲があった8月14日には、遺族などが参列する犠牲者追悼・平和祈念式典が開かれ、私もABS news every.のニュースで扱うために取材に行きました。そこで印象に残ったのが地元の小学生として唯一参列していた男の子です。黙とうの合図となった平和の鐘を造った熊谷恭孝さんの孫で、2年前からそのバトンを引き継ぎ、緊張の表情を見せながらもゆっくりと鐘を鳴らしていました。

戦後75年が経ち、戦争を経験した人だけでなくその息子・娘に当たる世代の方々も高齢となってきています。これからは孫やひ孫世代が語りつないでいく重要性が増してきていると感じました。

土崎地区の歴史や文化を伝える土崎みなと歴史伝承館では8月30日(日)まで土崎空襲資料展が開かれています。空襲に関する写真や資料のほか、県内から戦地に赴いた方々の遺品が並べられています。

土崎空襲資料展
土崎空襲資料展

戦争の記録を肌で感じてもらおうと、遺品はすべて触れても良いことになっています。
私も実際にお邪魔しましたが、鞄のざらざらとした感覚に触れたり、使い尽くされた水筒や飯盒を見たりしたことで、戦地に赴いた方々の戦時中の生活がイメージしやすくなり、改めて戦争について考えるきっかけとなりました。

私の家族の中に、戦争を経験した人はもういません。戦争の記憶が風化してしまわないように、時代ごとに変わっていく継承の形をこれからも伝えていきたいと感じます。

土崎空襲資料展

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