ABS秋田放送

2018年9月29日

9月のあさごはんレシピ

■あさごはんいただきます!
ABSラジオ毎週土曜日の「あさラテ」で7時40分頃から放送している「朝ごはん、いただきます!」のコーナーでは、食育アドバイザーの米澤智美さんプロデュースの朝食メニューをご紹介しています。
平成30年9月のメニューを紹介します。

平成30年9月1日(土)の放送では、「豚肉のハニーみそ漬け」を教えてもらいました。

豚肉のハニーみそ漬け

【材料】2人分
・とんかつ用豚ロース肉…2枚
<つけダレ>
おろしニンニク…1/2片
みそ、ハチミツ…各大さじ1と1/2
片栗粉…小さじ2/3

【作り方】
[1]豚肉の脂身と赤身の間の筋切りをして、包丁の背で肉全体をたたいて幅2cmくらいに切る。
[2]チャック付きのポリ袋につけダレの材料を入れ、豚肉を加えてよく揉み込む。空気を抜いて冷凍庫に入れ、一晩置く。
[3]耐熱皿に凍ったまま肉をのせ、電子レンジで5~5分半加熱する。


平成30年9月8日(土)の放送では、「トマトともずくの酢の物」を教えてもらいました。

【材料】2人分
・もずく…80g
・トマト…1個
オイスターソース…大さじ1/2
酢…大さじ2
みりん…大さじ2
ごま油…少々

【作り方】
[1]もずくはサッと洗って水気をしっかりきる。トマトはヘタを取って一口大に切る。
[2]のみりんは600wのレンジに20秒かけてアルコールを飛ばして冷ましておく。残りのを入れて、もずくとトマトを和える。


平成30年9月15日(土)の放送では、「梅南蛮」を教えてもらいました。

梅南蛮

【材料】4人分
・鶏胸肉…大1枚
・長芋…100g
・キュウリ…1本
梅干し…2個
酢…1/2カップ
みりん…大さじ3
<下味>
酒…大さじ1
片栗粉…大さじ2
塩…小さじ1
※白ごま、砂糖、醤油…各大さじ1
※ごま油…小さじ1/2

【作り方】
[1]鶏胸肉は大きめのそぎ切りにして、下味を付けておく。
[2]漬け汁の梅干し以外を合わせてレンジで20 秒かける。梅干しは種を除いてちぎって漬け汁に合わせる。長芋は皮を剥いて7mm 幅の半月切りにし、キュウリは薄切りにして漬け汁に漬けておく。
[3]鍋にお湯を沸かして下味を付けた胸肉を入れ、沸騰させないようにして2分加熱しザルで水気を切って漬け汁に漬ける。
[4]15分以上漬けて完成!


平成30年9月22日(土)の放送では、「豆とキュウリのヨーグルトサラダ」を教えてもらいました。

【材料】2人分
・キュウリ…1本
・ミックスビーンズ…50g
プレーンヨーグルト…大さじ3
オリーブオイル…大さじ1/2
塩…小さじ1/4

【作り方】
[1]キュウリはへたをとって縦半分に切り、中の種をスプーンで取る。さらに縦半分にして1cm角にカットする。
[2]ボウルにを混ぜ、きゅうりとミックスビーンズを和える。


平成30年9月29日(土)の放送では、「豆苗と豚こまのカレー炒め」を教えてもらいました。

【材料】2人分
・豚こま切れ肉…200g
・豆苗…100g
・片栗粉&酒…各大さじ1
・塩…少々
カレー粉…小さじ1
オイスターソース…大さじ1
・サラダ油…小さじ2

【作り方】
[1]豚こまきれ肉は片栗粉と酒、塩で下味をつけ、よく揉みこんでおく。豆苗は根本を切り落として5cm幅に切る。
[2]フライパンに油を熱し、豚肉の色が変わるまで炒め、豆苗を加えて炒めあわせる。
[3]を加えて、塩で味を整える。

2018年9月22日

特集「食品ロスに挑んだ高校生たち」

「食品ロス」という言葉をご存じでしょうか?食べ物がムダに捨てられる社会問題です。
日本では1年でおよそ632万トンの食品ロスがあり、このうち半分におよぶ300万トンあまりは一般家庭から出されている…と言います。
この問題に高校生が目を向けました。

秋田県立秋田南高校の3年生、伊藤光海(いとう・みつみ)さん、猪股公暖(いのまた・まさはる)さん、今野亜美(こんの・あみ)さん、能美寧々(のうみ・ねね)さん、長谷部結衣(はせべ・ゆい)さんです。

秋田南高校は、スーパーグローバルハイスクール(SGH)として、グローバルリーダーの育成を目的とした教育活動を行っており、その一貫で、世界規模の問題解決に目指して生徒が課題研究を行う授業を行っています。
6人は、この活動を通して、1年半に渡り「食品ロス」の問題を調査・考察し論文をまとめました。この時間は、高校生の取り組みを通し、食品ロスを考えます。

【調査動機】
みなさんがまとめた論文「食に対する意識改革」を読ませていただきました。サブタイトルには「家庭から食品ロスを減らすために」と掲げられていて、調査・考察だけでなく、解決にむけての実践も行われています。
順を追って、話を伺います。

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秋田南高校3年生、6人が作った論文
資料提供:秋田南高校
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Q1:なぜ、食品ロスの問題に目を向けたのか?

伊藤光海さん
*下調べの段階で食品ロスの実態を、政府広報などのデータから洗い出す。
*第1の衝撃は「莫大な量」。日本の年間の食品ロスは、およそ632万トン。
*第2の衝撃は、その半数にあたる、およそ302万トンは「一般家庭から出ている」こと。
*私たちの生活に非常に密着した問題ということがわかり、調査に踏み出した。

Q2:その数字は、どんな意味を持っている?

猪股公暖さん
*一般家庭から廃棄される302万トンという数字を、日本人1人あたりの数字に置き換えると、毎日、およそ200グラム…、茶碗1杯分を捨てていることになる。
*そして、国連で食糧支援を行う機関、WFPの(年間の?)食糧援助量に匹敵する。

私たちの生活からムダに捨てられている食品の量は、飢えに苦しむ世界の人たちに援助することができる量になる…。この実態は無視できません。

【調査方法】

秋田南高校3年生の6人は、主に「アンケートによる意識調査」「家庭での実態調査」「中学生への出前授業を行い、その前後での意識変化の調査」を行いました。

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資料1「来校者や保護者、職員へのアンケート」
資料提供:秋田南高校
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Q3:意識調査のアンケートでは、どんなことを訊いた?

今野亜美さん
*男女・年代を訊ねた上で、12項目の質問を立てた。
*主だった質問は、食品ロスのことを知っているか、どうか。
*捨てる人は手つかずのまま捨てるのか、食べ残しを捨てるのか。
*手つかずで捨ててしまう食品の種類…、例えば、主食か、野菜や果物か。肉や魚か、保存食か…など。飲み物も同じように訊ねた。
*また、賞味期限が切れた食品に対し、捨てるのか、においや味など自分の感覚で確認してから判断しているか、あるいは火を通すなど手間を加えて利用するか、どうか。
*そして、後に重要なことを導き出した質問が、1週間に行く買い物の回数。

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資料2「ALTと留学生へのアンケート」
資料提供:秋田南高校
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Q4:どんな人を調査対象にした?

能美寧々さん
*南高校の職員や生徒、中等部もあるので在籍する中学生、保護者などに1640枚を配り、378人から回答を。
*また、日本と海外の違いも調べるために、秋田県に住むALTや国際教養大学の留学生にも実施。
*こちらには、出身国での食品ロス対策などの質問項目を入れ、7か国、32人から回答を得た。

【調査結果】

Q5:アンケート調査の結果、どんなことがわかった?

長谷部結衣さん
*まず、食品ロスに対する意識について。
*意味を知っているという人が66%。「食品ロス」という言葉は聴いたことがあるが、意味は知らないが14%。聞いたことがないという人が20%。
*聞いたことがない人の年代を見てみると、10代の割合が多かった。

Q6:意味も理解している人が66%というのは、多いと捉えて良い?

伊藤光海さん
*微妙です(?)しかし、日本の食品ロスの半分が家庭から出ていることについては、知っているが28%に対し、知らない人が72%にも上った。

Q7:実態を知っている、知らないという回答から、どんなことを考えた?

猪股公暖さん
*食品ロスを減らすには、食品ロスに対する強い問題意識を持つことが必要だと考えた。
*また、家庭から出る食品ロスが半分を占めている現状を知らないため、自分がどう解決に向き合えばいいかわからないという人が多いと考えられる。
*以上のことから、食品ロスについて学ぶ機会を、できるだけ若いうちから得ることが大切。
*私たちも調査の一環と言いながら、中等部で食品ロスについての出前授業を行った。

出前授業については、後ほど紹介します。
さて、賞味期限、消費期限の違いがおぼろげ…という人が多いと、日常の中で感じています。アンケート項目に、その「賞味期限を迎えた食品の扱い」について尋ねる項目がありました。

Q8:この質問からどんなことがわかった?

今野亜美さん
*この質問は外国人と比較すると、あきらかな違いが現れた。
*捨てると答えた人が日本人11%に対し外国人は9.4%。
*過ぎた日数で判断する人が日本人54%で外国人34.4%。
*そして、火を通すなどひと手間加えるという人が日本人4%。外国人56.3%

Q9:日本人は捨てる傾向が強いが、外国人は逆ですね?どんなことを考えた?

能美寧々さん
*日本人は「賞味期限」で、食べられるかどうかを判断している人が多く、外国人の多くは賞味期限だけで判断せず、自分の感覚で確認する傾向があると読み取れる。
*そして、日本人は「賞味期限」と「消費期限」が何を示しているか正しく理解していないのでは…と予想できる。
*消費期限は「安全に食べられる期限」。賞味期限は「おいしく食べられる期限」。
*つまり、賞味期限を持って「捨てる」という行為の判断にはならない。実際、食べられるか、どうかは個人で判断する必要があると考えた。

繰り返します。消費期限は「安全に食べられる期限」。賞味期限は「おいしく食べられる期限」のことで、賞味期限切れ、イコール、捨てるべきものではありません。
さて、まったく手をつけずに捨ててしまう食品の種類を訊く質問がありました。

Q10:どんな種類の食品が捨てられやすい?

長谷部結衣さん
*捨ててしまったものが多い順番に複数回答してもらった。
*そして、一番捨ててしまったものに5ポイント、2番目に3ポイント、3番目に1ポイントの点数をつけ、捨てる頻度(度合)も数値でわかりやすくした。
*一番多いのは「野菜と果物」で705ポイント。
*2番目が「主食」326ポイント。
*3番「保存食」271ポイント。
*以下、順に「肉と魚」、「惣菜」、「お菓子」と続く。

1番の「野菜と果物」が705ポイントに対し、2番目の「主食」326。2倍以上の差ということは、野菜と果物が手つかずで捨てられる傾向が非常に強い食品ですね。

伊藤光海さん
*さらに、野菜や果物を捨ててしまう人の「買い物に行く頻度」を調べてみると、ある関連性が見えてきました。

先ほど、「1週間に買い物に行く回数」をアンケートにもりこんだと紹介してもらった時に、「重要な答えを導き出した質問」と言ってましたね。

Q11:買い物の回数と野菜と果物を手つかずで捨ててしまうことに、どんな関係が?

猪股公暖さん
*毎日買い物をする人で野菜を捨てる人は17%。
*週に4、5回買い物する人で野菜を捨てる人、30%。
*週に2,3回の人では、46%もの人が野菜を捨てていたことがわかった。

Q12:買い物に行く回数が少ない人ほど、野菜を捨てる割合が高くなる…どういうこと?

今野亜美さん
*頻繁に買い物に行く人は、まとめ買いが少ないため、家にあった食品を使い切ることができる。
*つまり、野菜や果物の食品ロスを防ぐには、頻繁に買い物に行くことが大切だと言える。

しかし、毎日が忙しく店の営業時間に間に合わないという人や、近くに商店がなく交通の便の悪い地域に住む買い物難民、冬場は雪に閉ざされ頻繁に出かけられない人…。
特に高齢化の激しい秋田では、買い物に行く回数を増やすのは、難しい側面が多いと思うが?

能美寧々さん
*こうした場合、見通しを持って買い物することが大切だという結論に至った、
*家にある食品を確認し、一定期間の献立を立てて買い物のリストを作る。
*すると、本当に必要な食品かどうかが明らかになり、ムダな買い物を防ぐことができる。

Q13:食品の保存方法も大切なのでは?

長谷部結衣さん
*Yes。野菜や果物は保存方法によって、状態が変化しやすいので、正しい保存方法を知る必要がある。
*例えば、冷蔵庫に入れない方が保存期間が延びる野菜は、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、タマネギ、キュウリ、ピーマン、ナス、カボチャなど。
*長ネギは緑と白の部分で切り分けて、ビニール袋に入れてから冷蔵庫に。
*ニンジンは、新聞紙にくるんで冷蔵庫へ。使いかけの場合は切り口をラップで覆う…という工夫が必要。
*また、一度、火を通すなどひと手間を加えて保存することで、食品ロスを防ぐことができる。

Q14:ところで、「保存」の話が出たので。「保存食」は盲点になりがちでは?先ほど、「手つかずのまま捨てられる食品の種類」でも3番目に多いのが保存食でした。

伊藤光海さん
*メンバー6人がそれぞれの家庭に、どんな食品があり、賞味期限?消費期限?切れになっている食品を調べたところ、64品目中20品目が保存食だった。
*期限のチェックが大切。

秋田南高校の3年生6人は、こうして調べたことから「食品ロスチェック項目」というチラシを作りました。
そして、この「食品ロスチェック項目」のチラシは、南高校中等部への出前授業でも配りました。

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資料3「出前授業で配布したチラシ」
資料提供:秋田南高校
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【出前授業】

Q15:この出前授業というのは?

猪股公暖さん
*冒頭で述べたとおり、食品ロスの解決の一歩は問題意識を持つことと考え、早いうちから学校などで教育の機会を設けることという仮説を立てた。
*その実証のため、中等部の協力を得て、私たちが調査したことと、その考察を説明する授業を開いた。

Q16:どんな結果に?

今野亜美さん
*出前授業の前と後に意識と実態を調査するアンケートを行った。
*設問に「食品ロス問題に貢献できると思うか?」と載せたところ、事前では「そう思う」と答えた人が62%。授業の後には95%に増えた。同時に「わからない」と答えた人は、33%から3%に減った。

Q17:出前授業を終えてから2か月経ったタイミングで、また、アンケート調査をしていますね?

能美寧々さん
*その時は「食品ロス削減にむけて、行動しているか、どうか」を訊いた。
*その結果、「食品の期限もチェックするようになった」「給食の時は、食べ残しがないように、食べる分だけを盛るようになった」など前向きな回答が多かった。
*こうしたことから、食品ロスについての知識を得て、問題意識、興味を持つことで、前向きに意識変化が起こることを確信した。

【得たもの、これから】

Q18:この取り組みは1年半に及んだと聞いている。振り返って、今、どんなことが言える?

長谷部結衣さん
*目標としていた「食品ロスに対する意識改革」の第一歩を踏み出せた。
*しかし、中等部へのアンケートに「普段は食品ロスを忘れてしまう」という答えがあった。出前授業や関わるイベントで発信した際に、熱は高まるが、長期的に意識した行動を続けるためにどうすればよいか課題が残っている。

社会にはいろんな問題があり、その多くは私たちの生活に深く関わっています。解決にむけて前に進むためには問題意識を持つこと。わからないことを知ることが第一歩で、その過程を経ると、いろんな考え、アイデアが生まれてきます。
秋田南高校のきょう、紹介した取り組みは、そうした点で高く評価できるものと思います。

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