ABS秋田放送

2009年10月22日

もしも物々交換

■きょうのテーマ「もしも物々交換の世の中だったなら」

人間の世の中は本当によく出来ています。
物々交換の社会から貨幣を生み出して、その貨幣が世の中で信用されることによって、経済活動が成り立っているというものすごい世界です。

小学館から出されている「日本の歴史」にそんなくだりがありました。最初のうちは「こんなもので魚と交換できるのか?」という疑いをもつ人が描かれていました。お金は当たり前になっていますが長い歴史を積み重ねてのことなんですね。

もし物々交換だったなら、結局 スーパーみたいなところも出来るとは思います。なんでも揃っている万屋的な感じの店舗ですね。みんなが米や野菜や魚を持ってきて、利益を差し引いた分を交換するというシステムかな?

こんな世の中でも 娯楽要素が強いものも出てくるでしょうね
大衆演劇のようなものなら、見に来た人が卵や野菜を置いて帰るってな感じですか?

単品ならまだ分かります。しかし複数の会社の製品の何万もの部品から構成される自動車やコンピューターに至っては 何をどうしたらよいのか検討もつきません。「まずA社とは基盤を交換してきてB社とはCPUを物々交換してきて... A社の社長は魚を食ってないって言ってたから鯛と交換するか B社の社長は服が古くなったって言ってたから反物を持っていくか。 あとはC社から最新のRAMをもらわなきゃいけないんだけど、珍しい京野菜が手に入ったからこれとRAMを交換してもらおう。ケーブルはどうしようか? 京野菜の残りをD社に持っていって、古いケーブルをもらおう」

これをお互いがやるもんだから複雑になりすぎて考えられません。

どんな世の中でも 生産性の有る人が優位に立つことには変わりないはずです。物々交換の世の中ならあなたはどの人と交換しますか?
左のほうの人と交換するには 相応の価値のあるものを持ってこないといけません。いいものが欲しければ いいものを持ってこないといけないのです フォーッフォーッフォ

あなたは誰と何を交換しますか????

▼物々交換社会の農家の場合

・質のよい野菜をたくさん作れる人 > 京野菜なども作れる人 >
   > 一般的な野菜を作れる人 > 質の悪い野菜しか作れない人

▼物々交換社会で魚が欲しい場合

・いろいろな魚をたくさん獲れる人 > 限られた魚をたくさん獲れる人 >
    > 普通の魚をちょっと獲れる人 > ブラックバスしか獲れない人

▼物々交換社会でキコノを食べたい場合

・様々な安全なキノコを沢山採れる人  > 限られたキノコをたくさん採る人
   > 限られたキノコを少ししか採れない人 > 毒キノコの判別に不安を残す人

▼物々交換社会で魚料理を食べたい場合

・煮魚 焼き魚 刺身を作れる人  > 煮魚と刺身を作れる人
         > 焼き魚しか作れない人  > 魚に触るのが苦手な人

 
▼物々交換社会で飛脚にお願いする場合

・20kmを1時間で走れる箱根駅伝のランナー > 10kmを30分で走れる高校駅伝のランナー
       > 5kmが限界の飛脚 > 使いっ走りに慣れた後輩

対価としてはエネルゲン と 荷物にならない「にぎり飯」ぐらいでいいのかな?

こんなところにも今の社会の縮図を見るような気がします。

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