ABS秋田放送

2009年10月31日

流れ星

今日もお聴きいただきありがとうございました。
流れ星、みなさんのお話おもしろかった。

私の心に残っている流れ星の話、聴いてもらえますか?
ひとつは、放送でも少し話した、ジャコビニ流星群のこと。中学の頃、口うるさく厳しい父が嫌いでした。
できるだけ顔を合わせないように、口をきかないように過ごしていたのに、なぜ一緒に流れ星を観に行ったのか、きっとよっぽど観たかったのでしょうね、11月の夜中のしんと冷え込む神社の境内で、ひたすら星を待っていたあのときのことは記憶に鮮明です。絶対に寄り添おうとしない、思春期の娘と父親の想い。だけど、二人とも心の奥底で、何か同じ想いを感じ取りたいと願っていたのかもしれないですね。今になって、そんなふうに思えます。

父は65歳で永眠しましたが、あまり人をほめたことのない父が晩年のある秋の日、「今日の牧子はチェックのワンピースよくにあっていたな。」って唐突に言ってくれたことがあって、その時のことと、流れ星の日の父とが妙に重なる、今日のテーマでした。

もうひとつの流れ星は、今日、テーマ大賞になったヤザワ丸棒さんが言っていたように、同じ流れ星をある人と一緒に観た、その時のことです。この広い空のどこで星が流れるかなんてわかりようもないのに、その一瞬、隣にいる人と同じ星を観る奇跡。運命を感じますよね。私にも以前そんな経験があったわけで、恋をしている真っ最中の二人は見つめあうことはたくさんあります。だけど、互いを見つめるのではなく、ひとつの目的を探して、同じ方向を向いていく、これって大事なことなんだなって、漠然と思った感激の瞬間でした。

流れ星は私にとって、神様からの短いメッセージです。

工藤牧子でした。

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