ABS秋田放送

2009年10月3日

引き出しの中のラブレター

今日は映画「引き出しの中のラブレター」紹介しました。
10月10日全国ロードショーになるんですが、それに先駆けてのご紹介です。

この映画の主人公久保田真生(常盤貴子)はラジオのパーソナリティ。
ある日、ラジオを聴いている高校生から「おじいちゃんを笑わせたい」という、メールが届きます。それに答えながら、彼女は自分の父親に思いを馳せます。彼女は今の仕事につきたいと上京してくる際父親と喧嘩別れしたまま、その父は二ヶ月前に他界しているのです。
そして、亡くなってから彼女の元に届いた父親からの手紙。彼女はなかなか読む気になれず、引き出しの中にその手紙をしまっておくのですが、ある日、取り出して、父親の本当の気持ちに気づき、そして彼女は思いつくのです、「言い出せないでしまっておいた気持ち、それを募集してみよう。」と。彼女のこの企画に全国から手紙が届きます。そこにはさまざまな人間模様が繰り広げられます…。

まずは、ラジオのパーソナリティが主人公という設定に思わず興味を持って見入ってしまったんですが、見終わって、ラジオって年月を経てもどんな時代にも人の心にフィットしていけるものかもしれないと思いました。
こんなにメールが発達して、私たちだって、テーマについて、なんてメールでバンバンいただくわけだけれども、メールだろうと電話だろうと何だろうと、一対一で人の気持ち、あるいは自分自身の気持ちに向き合うことって難しい。
特に言葉少なな今の時代、言い出せないで、引き出しにしまっておく言葉は増える一方のように思います。その思いを相手に伝えるのに、ラジオって今までもそしてずっとこの先も役に立っていけるんじゃないかって、あらためて思いました。

午後マキにもみなさんのいろんな思いが届きます。
時には、「この人の思いが相手の人に伝わるといいな」って思いながら放送することもしばしば。

映画を観て、一パーソナリティとして、できるだけみなさんの気持ちに添った放送をつづけたいなって思いました。あなたと私の間は、遠いようでとても近い。それがラジオなんだと思います。あなたの引き出しの鍵をあけられるのはもしかしたらこのラジオかもしれない。
そんな自負をもって、来週も放送したいと思います。よろしくね!

工藤牧子でした。

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