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2014年8月13日

あさ採り風鈴

お盆休み。いつもと違う静かな朝です。
「いやいや、うちは息子夫婦と孫が帰省して、にぎやかな朝」というお宅もあるでしょうね。

いただいたメッセージも
「嫁さんの実家に行って飲みがだ(宴会の意)」という、お休み満喫派
「市場の仕事は大忙し。配送は荷物満載で遅い時間までがんばってます」という労働派と、
さまざまです。

お墓参りも大事ですが、私はこの日を、
旅立って行った数々の親類や恩師、先輩の方々を思い出す日にしています。
「こんな顔つきをしていた」「こんなことを自分に話してくれた」など、
思い出をたどっていくと、時間がたちまち経っていきます。
こういう年になると(昨日で53歳になりましたが)、
先輩どころか同輩もあの世に行ってしまうことがあるんですよね。
ことし、同い年の親友が他界しましたので、
今年のお盆は「あいつ今ごろどうしてるかなあ」と、あれこれ考えてます。

暑さも厳しくなく、過ごしやすいお盆になりましたが、お寄せいただいたFAX.に、
「あさ採り」のネーム入り風鈴が描かれていました。

拝見しながら、涼むことにします。

2014年8月6日

10年前の新聞

大雨の中、番組にメールをいただきました。
「にこちゃん」という方です。

「朝から雨、ゆっくり片づけと思い、タンスの中身を全部出したら、中に敷いていた
新聞が平成16年11月9日の魁でした。
なんとなく読み始めたら10年前の新聞が面白くて、作業を中断してしまいました」
とのこと。

「サザエさん」にも、大掃除で畳を上げたら、敷いてある新聞を波平さんやマスオさんが
読みふけってしまい、大掃除が中断する、というお話があるくらいで、
似たような経験は、みなさん、あるのではないでしょうか。

なかんずく面白いのは、テレビ欄です。
10年前のこの日は火曜日で、ABS夜7時からは「伊東家の食卓」を放送、
「制服のテカリを取る方法」などを紹介していたとのこと。
「伊東家の食卓」!裏ワザものの元祖みたいな番組でした。
そういえば、水曜は「歌の大辞テン」だった、とか、他にも関口宏の「知ってるつもり」、
「特ホウ王国」とか、懐かしの番組名が次々と浮かんできます。
こんなことを考えながら古新聞を読んでいれば、そりゃあ、時間も経ちますよねえ。

おはがきでリクエストを下さった「おさんぽママ」さんは、
「ラジオに合わせて家事を進めてます」。

歌のない歌謡曲は朝食タイム、氷川きよし節までに洗濯物を干す、など、
ラジオが時計代わりになっているそうです。
私は「歌のない歌謡曲」に続く「日本全国8時です」
スタジオで聴き、軽く食べて空腹をまぎらせ、コーヒーを飲んだりしながら、
あとのコーナーの段取りを考えたりしています。
私たちも、コーナーに合わせて動いているんですよ。

おさんぽママさんのリクエストは、ふきのとうの「影ぼうし」でした。
懐かしいフォークを聴いて、家事がはかどったでしょうか。

2014年7月16日

帰ってまいりました

「あさ採りワイド」のスタジオに入ったのは、一か月ぶりです。

6月11日(水)の番組で私は
「東京TBSに出張のため、13日(金)のあさ採りワイドは鶴岡さんの担当です」
とお話しして、番組を終えました。
そして東京に出張、そのあと一か月、番組に出演せず、代役を鶴岡さんにお願いしていましたが、
その理由を、きょうの番組でお話ししました。

実は、十二指腸の手術のため2週間入院、その後2週間自宅療養して、今週から職場に復帰したのです。
おかげさまで順調に回復し、医師からも、仕事をして差しつかえないという「太鼓判」をいただき、
無事、スタジオに帰ってきたのでした。

番組には、闘病中のかた、入院中のかたからもメッセージをいただきます。
「この先、ちゃんと治るのか」という不安も、昼間そう疲れるわけではないので、
消灯時間になっても眠れず、暗い病室で寝返りを打つ気持ちも、自分で経験して実感となりました。

病院でつらい思いをしている時に、ふと思いつきました。

こういうのを「断腸の思い」と言うのか!
実際、十二指腸を切りましたのでね。
なってみて、初めてわかりました。

そうそう、以前、足の指先に傷口からばい菌が入って腫れたことがありまして、
皮膚科に行ったらお医者さんは「あー、化膿してますねえ。膿を出しましょうね」
と言って、針で指先を突いて、ドロドロの膿を出し切りました。

いやー、けっこう痛かったのですが、その時も、ふと思いつきました。
「膿を出すというのは、このことか!」

ほら、会社や役所で不正行為やたるみが指摘されると、新聞などで
「今こそ○○は膿を出し切って、再出発を図らねばならない」
なんて論じてますよね。
「そうか、俺は膿を出し切ったのだ。何の後ろ暗いところなく、天下晴れて堂々と歩けるのだ!」
と、晴れ晴れとした気持ちで皮膚科をあとにしたのでした。

「断腸の思い」も「膿を出す」も、ものの例えですが、私は幸か不幸か、どちらも経験してしまいました。
このように体を張って、諺や成語を実感しております。
いくら実感といっても「真綿で首をしめる」や、「清水の舞台から飛び降りる」、
「爪に火をともす」は、だめですよ。

きょうはお聞きの皆様から、「お帰りなさい」「安心しました」というメッセージを多数ちょうだいしました。
番組内で一つ一つはご紹介できませんでしたが、温かいお気持ち、心に沁みました。
いつも通り、普通に仕事ができる幸せをかみしめて、マイクに向かっています。

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