ラーメンフェスティバル2013 in 秋田@エリアなかいち
ABS news every.取材記 2013.04.19(金)
秋田市の「エリアなかいち」の賑わいづくりの一環で行われるイベントを取材してきました。それが「ラーメンフェスティバル」です。
ラーメン屋の幟(のぼり)が食欲をそそります
全国9つの有名ラーメン店が屋台を出して、めったに県内では食べられないラーメンを味わえる貴重な機会です。このイベントは「酒の英雄」と「東洋水産」の協賛、協力を得て3日間実施されました。
北から順番に
・麺屋 幡(ばん) [青森]
・竹本商店 [秋田]
・頑者(がんじゃ) [埼玉]
・気むずかし家(きむずかしや)[長野]
・真心堂(しんしんどう) [愛知]
・麺屋 はなび [愛知]
・つけ麺 ぎんや [愛知]
・吟醸らーめん 久保田 [京都]
・博多一幸舎(いっこうしゃ) [福岡]
というラーメン好きな方ならわかるかなり豪華なラインナップです。
取材したのはちょうど始まった当日、19日(金) 風が強い日だったのにもかかわらず、スタートから多くの人が訪れました。
ラーメンなどの いわゆる「食べ物」取材は カメラマンは大変です。
なぜ大変かというと「おいしそうに撮ること」が任務だからです。
業界では「シズル感」と言っていますが、簡単に言うといかに旨そうに見せられるかがカメラマンの腕なんです。
「どっちの料理ショー」見ていると、何故か今すぐに食べたくなってきましたよね~ それは「シズル感」たっぷりだからです。
ステーキだとフライパンや金網で「ジューーーーッ」と焼かれる様子+肉汁がたっぷり滴る様子
野菜や果物ではだと、ザクッザクッと包丁でみずみずしく切る様子、野菜表面の水滴、オレンジを切ったときの断面の果汁など
テレビの場合は食べたくなるように映像で魅せる技術があります。
ラーメンだとやっぱり「湯気」なんでしょうね。
ただ前述の通り初日は風が強い1日でした。せっかく湯気が立っていても流れてしまうと熱く見えなかったり、背景が白いと湯気が見えにくかったり、その日が暖かいと湯気が出なかったり・・・ まあまあカメラマン泣かせです。
しかもスタジオでしっかり撮影するのとわけが違いますので。
それでも上手に撮影してくれるのがカメラマンです。
青森のみなさんへ 竹内カメラマンの撮影風景ですよ~ 小濱君も見てる?
ちなみに取材でいただいたのは博多一幸舎の「豚骨ラーメン」です。
海外展開もガンガン進んでいる博多の人気ラーメン屋さん。
クリーミーな豚骨スープ旨かったです!
画面右手前は和野一俊(ワノカズトシ)部長 取材に協力して下さいました
2杯目に竹本商店の「芳春(ほうしゅん)えびそば」もいただきました。
いつもお世話になっています。エビの旨味満点のラーメンでした~
で、カメラマンはポジション取りも命。簡単に撮影できるポジションもあれば、壁があるためまわりこめないときもあります。そんなときはファインダーから右目を離して、カメラ本体だけをいいポジションにもっていき、かっこいい映像を撮ろうとしてくれます。
原稿でいくら美辞麗句を並べても、映像には敵いません。
なぜならそれがテレビだからです。
こういうふうにファインダーから目を離すこともあります @麺屋はなび
載せないで下さいと言われたものの 田村は掲載してしまいます
竹内さん 次の取材が2時間後ですよろしくおねがいしまっす
蛇足ですが「シズル感」のシズル。
お笑いのコンビではなくて実は英語なんですよ。
「sizzle」は動詞だと、フライなどの油がシューシューという意味で、ほかにも名詞の場合はシューシュー煮え立つ音、ジュージューという音という意味も持ってるようです。英語の擬音語のような感じですね、あのクックドゥードゥルドゥーみたいな。それが転じて、おいしさを表現するような業界用語になっていったのではないでしょうか?