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2014年09月4日

虻川敬さん

ABS news every.取材記 2014.2.27(木)

田村の夏季休暇中のブログは「偉人列伝」でお送りしています。4回目です

全国を視野に入れた県内企業の挑戦と県政の課題をお伝えした企画を冬に放送しました。

佐竹県政2期目の目玉政策の1つで、2月議会での成立を目指した県中小企業振興条例という条例は、中小企業の新たな市場開拓や事業創出、人材の育成など、関連する事業に予算案として16億円を盛り込んでいました。

県内の中小企業も様々な施策を展開しようとしているとき県内に、元気ないや「元氣」な製麺会社がありました。
ガンガン成長していている企業をひっぱるのが敏腕社長・虻川敬(アブカワタカシ)代表取締役社長です。

虻川社長が経営する企業というのが北秋田市に本社を置く「元氣屋」です。
みなさん店舗や スーパーの商品でみたことあるでしょう!


とっても腰の低い、優しい社長でいらっしゃいます。男鹿の店舗はよく利用させてもらっていますm(_ _)m

2/25(水) まだ雪が多く残るなか秋田市の製麺工場を取材しました。こちらは製麺室で、餃子の皮・饂飩、焼きそば蕎麦中華麺などをラインごとに作っている工場です。

2013年10月に稼働を始め、今では家庭向けの商品など1日平均2万食を製造しています。

もともと業務用の麺を中心に生産していたんですが、人口減少などで経済が規模が縮小するなか、より地域に根差した企業になれるよう、一般向けの商品も手掛けるようになりました。

「元氣屋」の商品の特徴の1つは遊び心です。
例えば「おかめ」を基にした印象深いキャラクターと「焼きそぶぁ」「よーい、焼きうどん」など、ダジャレなどを盛り込んだ独特の商品名で、食事の時間が楽しくなるような食品を提供しています。

家庭用向けの食品に力を入れると同時に、一方では「地域の特産品を外に売る」というスローガンのもと商品を企画しています。


撮影はヴィジュアルステージ中村茂昭カメラマン。見守る虻川社長

虻川敬社長は
「外に向けて売れる仕組みを今から確立しておかないと先々残れないなと。
 先々の秋田を考えた時に今やれることで、まず県外に売っていこうと。
 県外に売っていくためには県内の宝を見つけて行こうと言う事で、
 まず県内産品を重要視して使うようにしています」
と話していました。

こうしたコンセプトのもと「土産物」として去年10月から製造しているのがうどんの薬膳麺シリーズです。

山菜の「こごみ」、 ブルーベリーに似た「こはぜ」、お茶などにも使われる「熊笹」。
秋田でよく採れるものを麺に練り込んで、県外に「秋田」をPRしています。

虻川社長は特産品を製造したとしても販路拡大には企業同士の協力が欠かせない考えています。

「県内でその企業を経営していくのには地域の基盤も絶対的に必要です。
 ただその先に県内の経済が縮小していくことも視野に入れたときに、
 マッチングしていける環境作りと言う物を、もう少し数があれば有り難いなと思っています」
と話していました。

市場規模が縮小し、県外への売り込みが求められる秋田の食。
県では、企業同士の連携を進めるマッチングの専門員を配置して、企業をバックアップしていくことにしています。

と放送した内容をほぼそのまま字に書き換えましたが、虻川社長、本当に「楽しい事」が好きなんだろうなと思いました。


社長 エヴァっすね(笑)

そしてサッカーJ3ブラウブリッツ秋田のトレーニングユニフォームスポンサーにもなっています。
このあたりからも、虻川社長が地域の基盤を大事にしているということが伺えます。

同時に、県内でラーメン店「元氣屋」の店舗を拡大しているほか、仙台や台湾にも進出しています。
多くの従業員のを抱える経営者というのは大変だと思います。
以前は労働組合の執行委員長として経営者に注文をつけていたものの、会社を経営するという責任は重大です。
なってみなければ分かりません。

でも名前の通り「元氣」に発展して、楽しい商品を提供してくれる企業は、どんどん栄えていくんだろうなと思いました。

虻川社長、スーパーで見かけたら、おかめをまた購入しますし、お店にもぜひ立ち寄らせてください。

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