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2014年08月20日

最低賃金

ABS news every.取材記 2014.8.1(金)

秋田県の最低賃金について検討する審議会が始まりました。
秋田合同庁舎という、秋田地方裁判所の裏手にある建物です。


この辺、紛らわしい名前の建物がいくつかあります。間違えないように

最低賃金というのは、企業が従業員に払わなければならない最低限の、いわゆる時給です
厚生労働省の審議会は今回、秋田県の最低賃金を13円引き上げる目安を示しています。この日は、秋田県の最低賃金を検討する審議会に引き上げの目安が示されました。

先月29日、厚生労働省の諮問機関である中央最低賃金審議会は、全国平均で時給を16円プラスの780円とする目安をまとめて厚生労働大臣に答申しました。これを「秋田県の審議会の皆さんに伝達した」というのがこの日のニュースでした。

秋田県の場合最低賃金を13円引き上げ、678円とすることが目安とされています。

しかし、「労働者側は物価上昇」「使用者側は原材料の高騰」等を理由にして最低賃金に関する意見に隔たりがあるため、調整が難航しそうでした。秋田県の最低賃金はこのあと専門部会などの審議を経て決定されたのですが、その結果は・・・


菅原陽久カメラマン 室内を奔走

なんと14円アップ!これは8/11(月)の専門部会で審議され決定されました。近年では最高の上げ幅だということです。

所得増→消費増→デフレーションからの脱却という政府の方針を反映させた形でしょう。

確かに、地域ごとに物価というものは異なります。

秋田県の道の駅やスーパーで野菜や魚を買うのに慣れた今、首都圏のデパートの地下で野菜を買って見てください。びっくりしますよ。魚も同様です。

ほかにもマクドナルドではも地域別価格を細かく設定して全国を9区分に細分化させています。全てではありませんが
地域によって価格が変わっているため、WEB などでは価格を掲載していません。経済規模やマーケットなどを考慮して決定しているんだと思います。

路線価なんていうものも、大きく変わります。
田村のブログ 13/07/22 参照
東京・銀座と、秋田ではいわゆる桁違いです。


時間の短縮のため、審議会の内容を聞きながら原稿を書き、まとめます

過去の秋田県の最低賃金を掲載します。
この10年ちょっとで74円上昇しているんですね。

2014年 679円
2013年 665円
2012年 654円
2011年 647円
2010年 645円
2009年 632円
2008年 629円
2007年 618円
2006年 610円
2005年 608円
2004年 606円
2003年 605円

なお、全国の都道府県でで答申通りの最低賃金となれば、最低賃金で働く人の収入が生活保護の受給額を下回る「逆転現象」は全ての都道府県で解消されるようです。

10/5から適用される見通しです。

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