ABS news every.取材記　2014.7.9(水)

みなさん扇風機使っていますか？
一家に１台あると、それいじょうの製品を電気店で見るケースがすくなくなります。
でもたまに売り場を見てみると、いろいろな発見があって面白いですよー

本当は扇風機ともう１つ別のネタの合わせ技で企画を１本仕上げようと思っていたのですが、先方の都合で１つのネタが流れてしまったことと、よく見たら最近の扇風機がメチャメチャ面白かったので、扇風機だけで企画にしてしまいました。

7/15(火)の「ABS news every.」OAした内容です

エアコン全盛となったいまでも使われているのが扇風機で、もちろん省エネ家電としても注目されています

社団法人である　JEMA＝日本電機工業会の家電部調査統計課から頂いたデータでは

2004年 143万2000台
2005年 115万6000台
2006年 99万0000台
2007年 80万3000台
2008年 153万4000台
2009年 160万9000台
2010年 162万1000台
2011年 252万1000台
2012年 277万1000台
2013年 220万1000台

となっています。
JEMAでも全てのメーカー全ての扇風機の調査をとっているわけではないのですが、目安にはなるはず。
これをみると一時期は100万台を下回っていたものの、震災後、節電意識の急激な高まりとともに急増したのがわかります。おそらくそれを契機に普及が進んだことで2013年は幾分下がりましたが、震災前と比べても売れ行きが好調なことがわかります。

ケーズデンキ秋田中央店は約90種類の扇風機が並んでいます。
数千円程度の手軽なものもあるわけです。
しかし、今は便利な機能が付いた少し高めのものがよく売れているそうです。

例えば小さな子供のいる家庭用には、金属部分に触れると自動的に止まる機能がついているんです。
手を離すと５秒後にまた羽が回り始めます。

さらに扇風機の定番機能に首振りがありますが、この扇風機は上下の首振りも出来るようになっています。

すげえ　真上を見上げてる･･･

エアコンとの併用で空気を攪拌させるため、この機能が設けられたとのこと。
105度見上げます

カラーも３種類

掃除機で有名なイギリスのメーカー「ダイソン」の扇風機は50000円近く、あるいは50000円以上するタイプもあるんです。

おおよそ扇風機に見えないこちらの家電は全てダイソンの製品です。

風がちゃんと出ています

実は羽が上向きに収められていて、風が枠に沿って送り出される仕組みなんです。

従来の羽が見えるタイプに比べてデザイン性や省エネ性、そして安全性にも優れているとして2009年の発売以来、高額ながらも人気商品となっています。

こうしたタイプの扇風機の出現により、今は縦型の扇風機も多く販売されています。
スタイル性から洋室にもあう「インテリア」としても人気が高いんです。

しかーし、羽に口を近づけて「あーーーーー」と声を出し、寸断されて聞こえてくるあの遊びはできなくなります。

仕組みがわかると「なーんだ」かもしれませんが、最初に考え付いた英国人はすごいですよねー。さすが風を扱うプロだなあと思いました。何年か前に三才ブックスの「ラジオライフ」で、洗面器や円筒状のゴミ箱のような有り物を使って自作ダイソン扇風機を作る企画があり爆笑しました。撮影は東北共立　赤坂悟カメラマン

原発ゼロで迎えている今年の夏、引き続き全国的に節電意識が求められるため、今年も扇風機が活躍する夏になるかもしれません。
いや8/3には高温注意情報も出ているため、すでにバリバリ活躍している事とおもいます。

この日はアシスタントの佐藤香奈ちゃんも帯同。イメージカット撮影に協力してくれたものの使うことなく企画が終了しました。外取材は楽しいぞ。結局、映像使えなくてゴメンナサイ

すずしいねぇ