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2014年07月10日

高校サッカー

ABS news every.取材記 2014.6.9(月)

高校野球に携わる人たちが目指すのは甲子園です。
ナンバー1が夏の甲子園 ナンバー2が春のセンバツ甲子園。
ナンバー3に神宮大会とかがありますが、やや格が落ちます。

社会人野球(硬式)に携わる人たちが目指すのは都市対抗野球の東京ドームです。
『ルーズヴェルトゲーム』でやってたあれです。でナンバー2が日本選手権。

高校サッカーの場合は年末年始の選手県大会を目指します。
10月に行われるのが、いわゆる選手権予選です。
それが最も栄誉ある県大会です。 
そして県内のビッグタイトルのもう1つがこの全県高校総体となります。

インターハイ出場を目指したこの6月の全県高校総体が、秋を占う1つの指標になっているんです。

今年「も」秋田商業秋田南が決勝に勝ち上がりました。


秋田商業は赤いユニホーム  みんな坊主でおなじみです

秋田南は緑のユニホーム  最近決勝の常連になってます

結果は 秋田南2-1秋田商業 秋田南は2年連続2回目の優勝でした。

東京支社に人事異動したT君のために細かく記すと・・・

3年生主体の秋田南。秋田南は勉学で大学に進学する選手が多いため、インターハイを終えて引退する3年生が圧倒的に多いのです。ですから秋の選手権まで続ける選手が少ないとのこと。11人のスタメンのうち3年生9人、2年生2人でした。

一方の秋田商業はケガなどもあり、3年生がほとんどいません。
10番MF山本隼(シュン)を中心に、11人中2年生が9人、1年生1人、3年生1人。

秋田南はこのインターハイを最終目標にしている3年生が多いため、気合は秋田商業以上です。
テクニック面より、この気迫の差が結果に表れたのかもしれません。

前半、風上のエンドだった秋田南はこれまでと同様、細かくパスをつなぐのではなくロングボールを蹴りこみガンガン攻め込んでいきました。


ペネルティエリアで倒された緑のユニフォーム。8番DF出口啓太郎。南高の中心選手です

その結果、前半11分にペナルティエリアで秋田南が倒されPKを獲得!
当然落ち着いて決めて1-0。


シジマールのように手を広げる秋田商業2年GK後藤優弥

8番出口啓太郎(ケイタロウ)が決めて1-0とリード

秋田南はさらに前半33分、コーナーキックからFW3年の加賀谷洸聖(コウセイ)がゴール前の混戦から足を伸ばしてシュートを決め、2-0とリードを広げました。

このあとボールの位置はペイントブラシで作成したテロップのような矢印「↑↓←→」で記します。
上下左右下上右左右下上右左上 byドルアーガの塔
フロアセレクト裏コマンドより まだ暗記してます


順番にお楽しみください。まるでモータードライブで撮影したかのような写真ですが、カノープスに取り込んで「Ctrl+T」で静止画を作成して、jpegにファイルとして出力したものを加工しているので手間がかかってます

特に大きいボールを蹴りこんで、そこからセカンドボールを奪ったり、コーナーキックに持ち込んだりと、風上を利用した積極さが見られました。内海監督の采配が見事にはまった形です。

エンドが換わった後半、風上に立った秋田商業は俄然優位にたちました。
そして後半4分、秋田商業は中心プレーヤーの2年MF10番・山本隼からのコーナーキックをヘディングで2年FW11番・青山和樹が決めて2-1。
これで勢いづきました。


ようやく1点返した 秋田商業

秋田商業は後半になって持ち前の運動量と、2年生チームの若さでボールの支配率も上回りシュートもよく放っていました。
しかしゴールの枠を捉えられず時間が過ぎていきました。
慎重になったためか、ややプレーに正確性を欠きました。

そして試合終了直前、秋田商業はゴール前にあげたクロスから混戦が生じて、最後は押し込んだかに見えたのですが、クロスの時点で、なんとオフサイド!
幻のゴールとなりました。


え! オフサイド・・・ 三杉くん・・・

結局、秋田南が2-1で秋田商業を破って2年連続でインターハイ出場権を獲得しました。


以前は監督、去年は部長、今年は再び監督、内海則彦監督です。もっと前は経法大附属高校の監督でした。去年の石崎監督が異動したため、再び采配を振りました。
インタビューすると、結構優等生なMF3年6番・飯澤玲央(イイザワレオ)副キャプテン。きょうはキャプテンマークをつけてゲームキャプテンとして出場していました。三森キャプテンは??

この模様は以前のブログ「ラジオ編集」でもお伝えした通り、田村がラジオ実況を収録して「なんてったって日曜はスポーツ」で放送しました。
正直、ラジオ実況はラグビーばっかり練習していて、サッカーはほとんどやったことがありません。
しかしここ何年か、全県高校総体になるとサッカー担当の後輩・廣田くんがラジオ生放送で取材にいけないため田村がテレビとラジオの取材をします。
原稿はかけますが、ラジオ実況は難しいんです・・・

サッカー王子の廣田くんに
「この表現おかしいですね」とか
「状況がよくわかりませんね」とか
「誰がシュートを撃ったのか喋ってないですね」

なんていわれたらどうしようとびくびくしながら実況を収録しています。
この日が終わるとマジでほっとします。

去年ぐらいに「バイタルエリア」という言葉を覚えました。
実況では1回も使えませんでした。
「カテナチオ」と「ファンタジスタ」も使わないようにしていました。


やったぜ秋田南高校2年連続2回目の優勝。そんでもって3回目のインターハイ出場を決めました。俺らが秋田県のチャンピオンだぜー

矢鱈めったらながいブログになりましたが、3年生の執念が勝ったという結果だったと思います。

秋田南高校はインターハイに向けてはロングキックだけでなくて、パスを細かくつないでスペースを作って攻めていくようなスタイルを練習していくと話していました。

秋田南高校のインターハイの対戦相手は山梨第2代表・帝京第三高校です。
韮崎中央公園芝生広場 で 8/2(土)1回戦で対戦します。10:00キックオフです


3年・FW10番・三森耀介主将 前日やらかしたからこの日は控えだったそうです(笑) ところで数学のテスト大丈夫だった?

近年の高校総体の決勝の結果

2014年 秋田南○2-1●秋田商 2年連続2回目V
2013年 秋田南○3-2●秋田商 初優勝(2回目のIH出場)
2012年 新 屋○1-0●秋田南 8年ぶり2回目V
2011年 ★決勝リーグ 西目3年ぶり9回目の優勝 
          秋田南  初のインターハイ出場
2010年 秋田商○1-1●西 目 PK5-4で秋商2年連続37回目V
2009年 秋田商○2-1●秋田南 2年ぶり36回目V
2008年 西 目○2-1●秋田商 13年ぶり8回目V
2007年 秋田商○3-0●西 目 3年連続35回目V
    

★2011年は地元北東北インターハイ(サッカーは秋田開催)のため地元開催枠で2校が出場権を獲得する。
トーナメントで4強を決定した後、4校リーグを開催。
角館・西目・秋田南・秋田商、4校のうち、西目・秋田南・秋田商業の3校がいずれも1勝2引き分けで並ぶ。
得失点差で、西目と秋田南が上位2校でインターハイ出場。
西目と秋田南は同得失点差でPK戦を実施。
5-4で西目が3年ぶりの優勝を決める。

自分で取材して手元に資料があったものだけ記しました。
一覧表が欲しいところですね。

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