ABS news every.取材記　2014.5.19(月)

文部科学省は科学技術を担う人材を育てるため、スーパーサイエンスハイスクール＝SSHとして高校を指定し、科学の取り組みを支援しています。

独自のカリキュラムによる授業や、大学・研究機関などとの連携、地域の特色を生かした課題研究など様々な取り組みに関しての支援です。

全国の204校が指定を受けていて秋田県では、大館鳳鳴・横手清陵学院・秋田北鷹・秋田中央の４校が指定されています。

昨年度 SSHに指定された秋田中央高校では、5/19 県立大学の准教授を招いてサイエンス講座が開かれました。

招かれたのは秋田県立大学の齋藤敬（タカシ）准教授です。齋藤先生は工学博士（ハクシ）です。

齋藤敬 准教授です

1969年生まれの齋藤先生は横手高校を卒業後、東北大学工学部　生物化学工学科を卒業し、東京大学工学系研究科先端学際工学専攻で、つまりは東大の大学院を出ちゃっています。
当然、博士（ハクシ）であります。

詳しくは県立大のWEBを参考にしてみてください。

めちゃめちゃ難しそうなことを研究しています。

「時空間的パターン誘導による細胞群機能改変システム」
「宇宙用伸展ブーム機構の開発」
「細胞への新規高効率遺伝導入技術の応用開発」
「細胞膜穿孔ナノロッドによる細胞治療システム」
「細胞組織工学的手法を用いた中枢神経障害に対する根治的治療法の開発」

専門は、医用生体工学、生体材料学、マイクロ・ナノデバイス、生体関連化学、知能機械学、機械システム、細胞工学

電気・電子工学をメインとして一部機械工学も学んでいたものの全く分からん。
生物系がかかわってくるとちょっと話が変わってきます。全く分からなくなります。

齋藤准教授は中央高校の生徒たちに、人間の細胞をロボットと繋げる研究を紹介したり、雪かきロボットを見せたりしていました。
生体工学やロボットなどで比較的分かりやすい部分を講演して工学の面白さを、１年生や理系を選択している２年生に伝えました。

中央高校では７月まであわせて５回講座を開催します。
来週にも県立大学の准教授を招いて講座を開催する予定です。

きょうもカメラは秋田ステージ宮崎淳くん

インターネットでいろいろな情報が手に入るけれど、国内の研究者の言葉や表情を見て先端の研究に触れると刺激になるし、興味を持つ人も増えると思ういます。

おそらく教育実習生だと思われるみなさんも聞いていました

薬とサプリメントとかデータ分析の講座も予定されているので、視野を広げるきっかけにしてほしい。

ちなみに齋藤先生　相当なロボットアニメおたくです。
随時はさんでくるアニメロボットネタに中央高校の生徒はほぼついて来られませんでした。