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2013年11月20日

高校生就職面接会

ABS news every.取材記 2013.11.15(金)

11/15(金) 秋田市の「秋田ビューホテル」で高校生を対象にした合同就職面接会が開催されました。

県・秋田労働局・県教育委員会が共同で主催する面接会は、県内就職を希望する高校生を支援するため毎年開催されています。

県内に事業所を置く39の企業・団体と およそ100人の高校生が面接に臨みました。

まず9月末の時点での県内の高校生の数字をみてみましょー

★高校生の県内求人数
2013年 2147人(昨年比 +30.8%)
2012年 1641人

★高校生の"県内"就職希望者
2013年 1534人(昨年比 -8.4%)
2012年 1674人

★高校生の就職希望者
2013年 2554人(昨年比 -4.05%)
2012年 2662人

★高校生の就職内定率
2013年 38.3%(昨年比 +5.7ポイント +約500人)
2012年 32.6%

★参加企業・団体数
2013年 39社
2012年 32社
2011年 29社

有効求人倍率とは?
ずばり仕事を求める人に対してどのくらいの仕事があるのか?
を計る指標です。

例えば 職に就きたい人が10人いた場合、その時点で30社から募集があれば 30÷10=3となり、1人に対して3つ仕事があって(企業も求職者も贅沢言わないなら、最低3つは選べまっせ)という指標

ここで言うと「高校生の県内求人数」を「県内の就職希望者」で割り算すると
2147÷1534≒1.4 有効求人倍率は1.4です。

倍率が1以上なので基本的にはいわゆる「売り手市場」ということ。
倍率が1未満だと、働き口がそもそも少なすぎて全員就職できないということ。

■就職内定率
そのままです就職希望者のうち何%が 内定しているか?を示しています。

「就職希望者の数÷内定者の数」で割り算するとパーセンテージが出てきます。
今年は去年より多くの人が内定していますということです。

■参加企業・団体数
これもそのまんま。面接会に来ている企業の数を純粋に足し算しただけ。
この数が多いっていうことは採用意欲のある県内の企業が多い≒県内の景気が上向いているかも?

っていう指標の1つになります。

まあまあ求人数 求人倍率 内定率が上昇しているんですが、県内就職を希望する高校生は去年より減っています。

難しい問題ですよねー 

就きたい仕事が秋田県内に無い → じゃあ首都圏へ

っていう話にもなりますし、「親に負担かけたくない」とか「親を経済的に助けたいから県内就職」っていう人もいるでしょう。

一概に県内就職希望者が減っているから悪いとかいいとかいうことではなくて、数字がそうなっているということを知ってもらいたかっただけです。


若者応援企業っていうものもあるんですよ

「若い時は首都圏で働いていても、いずれはふるさと秋田で働きたい!」でも叶う仕事がない・・・
「秋田にAターンしました」でも これまでのキャリアが生かせる職場がない・・・
「ふるさとじゃないけど土地も安いし行政が家を斡旋してくれるし秋田に移り住みたい」でも 
食っていける仕事がない・・・

国内の景気は上向きだとかいう報道もたくさんあるのですが、地方でそのビッグウェーブは感じられません。
地域の経済も、地元の企業も潤うような波が1日でも早くやってくることを願っています。


カメラは菅原陽久くん 例によってチョイ÷です


がんばれ高校生!!!

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