義平福フェア
ABS news every.取材記 2013.11.12(火)
11/12(火) 秋田市の秋田ビューホテルに取材に訪れました。
場所は最上階12階にある、日本料理「郷(きょう)」。
いやー ニュースというより制作テイストの楽しい取材でした。
県民から批判を浴びそうな取材だったんです。
そもそもこの日の田村は、人間ドック2日目(最終日)でおなかも減ってました。
そこにきて天国のような取材があったんです。
てんごくー
秋田ビューホテルでは11/15(金)~12/15(日)まで義平福フェアを開催します。
県外の方、「義平福って?」と思うでしょう。
これは「よしひらふく」というスーパー種牛なんです。
遡ること1年前 2012年9月
長崎県で開催された「全国和牛能力共進会」という和牛のオリンピックで、大仙市にある県畜産試験場が所有する種牛「義平福」が2位になったんです
つまり全国の評価で銀メダルだったんです。
肉質や量も好成績を収め、県の種雄牛のエースなんです。
種牛ですから、義平福は食べられません。
義平福が種付けして産まれた産子(牛の場合 産んだ子のことを さんしと言います)は親のDNAを受け継いで、優れた肉質と肉量を持っているっていうことになります。
去年銀メダルに輝いたばかりなので、まだ産子は多くないんですが、その数少ない産子を購入した「郷」。ここでフェアが開催されます。
義平福を会席料理で味わうなんとも贅沢なフェアでございます。
「郷」の調理長は 日本料理歴27年という依本新(ヨリモトシン)さん。
以前は「金魚亭」というこぢんまりしたお店を開いていた敏腕料理人です。
このブランド牛の産子を少しでもみなさんに知ってもらおうと開催されるフェア。
一流の料理人によって料理ができあがっていきます
流通量も少ないこの希少な和牛を「握り寿司」、「ステーキ」、「たたき」、「和風ビーフシチュー」などなど多彩なメニューで味わえます。
これがまたすごいんですよ。
ABS news every.では「グルメ番組かよっ」「制作番組かよっ」ってなテイストで紹介してしまいましたが、秋田のブランド牛はそんな細かいことをすべて上回っていました。
まあ出来上がった会席の一部をご覧ください。説明は最低限にしておきます。
刷毛で醤油をちょんちょんと肉の部分に塗って頂きます
焼き肉ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ
贅沢 贅沢ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ
いわゆる「食リポ」のため、料理をおいしそうに撮影するスタッフ陣。モニタを覗いているのが中村亮記者
カメラはキャプテンこと東北共立の赤坂悟さん、ライトは佐藤香奈ちゃん
和牛会席は1人5000円から10000円、決して安いお値段ではないのですが、おいしさは折り紙つき。
調理長の依本さんは勉強や研究をよーくされている方で、料理の味はサイコーなんです。その依本さんが「どこをとってもおいしいすじ肉でも、サシの入り方が均一で素晴らしい!こんな肉は今までお目にかかったことがない!」って言うくらいですから本当に質が高いんだと思います。松阪地方にも種が行っているんだとか・・・
国内トップブランドでもその種を必要とするぐらい義平福の評価は高いんですよ。
実際食べたら「うまーーーーーーーーーーーーーいっ」って青空レストランのように叫びたかったくらいです。
でも一応 ニュース番組だったので・・・
赤坂の兄貴も頂きました(笑)
いずれ義平福という名前がブランドになりつつある秋田県。
秋田由利牛 森吉牛 三梨牛 秋田錦牛 秋田牛 羽後牛
県内にはいろいろな和牛ブランドがありますが、独自の肥育に、元来の質が加わったときそのおいしさはますます発展するものと思われます。
岡山県には「鼻ぐり塚」という名所があるようです。
鼻ぐりとは 牛の鼻にはめられた鼻輪のこと。
つまり人間のために労働をしたり食べられたりした牛を供養するためにあるんだとか・・・
食事の前に「いただきます」と言っているのは「命を頂きます」ということ。
食品ロスも問題になっていて地球の人口は72億を突破しているという昨今、食べ物の大切さを今一度実感しましょう。
食べ物でコントをするなんてもってのほか。
人間は生き物を殺して食べなければ生きていけない生き物です。
こんなブログ書いといてこんなまとめかよと思われるかもしれませんが、田村は子供のころから感謝の念を忘れません。
今でも食べ物を残さないようにしているのはそのためです。
生き物に感謝 感謝。