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2017年9月14日

平鹿町酒米研究会~酒蔵の半径5キロのお米が仕込まれる~

平鹿町には、主に、酒米の栽培に取り組んでいる農家さんがいらっしゃいます。
「平鹿町酒米研究会」の栽培農家さんです。
米作り60年以上。 83歳の今も 毎日 田んぼに立ち続ける
武内竹蔵さんの 田んぼにおじゃましました。

3ショット

武内さんが、手がけているのは「吟の精」
秋田県で生まれた酒米で、米の粒が大きく
生酒のフレッシュさに定評がある酒米なのだそう。

米粒

武内さんは「あんだ1日 田んぼさいで 何やってる?」と聞かれるほど
毎日 丁寧に 稲の様子を見に行くのだとか。
何をしているのですか? の問いに 「稲とお話をしているのです」と
穏やかな笑顔の武内さん。
細やかに手を掛けた酒米は、すべて、地元の酒蔵 浅舞酒造で仕込まれていきます。

酒蔵

栽培に磨きを掛け合う「平鹿町酒米研究会」
もうひとり、お話を伺った、高橋耕平さんは、秋田酒こまちを 栽培。
29歳~83歳までの 18人が現在 6種類の酒米作りに取り組んでいます。
(吟の精、美山錦、美郷錦、秋田酒こまち、星あかり、亀の尾)
「自分の技術はださね。のではなく、皆と教えあい励ましあっている」のだそう。

浅舞酒造の半径5キロ以内の範囲に田んぼがあり
酒米が栽培される横手盆地の 土、水、風土の中で 日本酒が仕込まれています。
ワインでは、その産地にこだわる という考えがありますが
平鹿町浅舞の土地では、
原料の産地にこだわり、その土地で仕込んでいく
浅舞の土地に根ざす 米・酒づくりが 行われているのです。

酒米 広い

中

武内さんは、ご自身が作った酒米で 醸された日本酒を、
毎晩 少しずつ飲んでいるのだそう。
(吟の精 夏田冬蔵  純米大吟醸45  浅舞酒造 )
口に含めば、きっと、田んぼとの会話を思い出すほど
思いを持って栽培しているのだろうな。と感じました。

平鹿町酒米研究会の酒米栽培農家さんにお会いして
実りの酒米のように、頭を下げたくなった かおり。
この黄金色の穂波と、田を渡る風を感じたから!
この酒米で仕込まれた日本酒は、味わいたい~~!
と心から思いました☆☆ 

(取材) ラジパルスかおり