ABS秋田放送

2017年5月24日

天鷺ぜんまい織

由利本荘市岩城町亀田には、山菜の「ぜんまい」を使った
伝統工芸品があります。「天鷺ぜんまい織」です。

反物

江戸時代1800年頃に「天鷺ぜんまい織」が始まったと言われています。
ラジパルは、その織り手が、今も織物を制作している 
史跡保存伝承の里「天鷺村」を訪ねました。

天鷺村

ぜんまい実演

お話を伺ったのは、3人いる織り手のひとり 青木清子さんです。
ちょうど織物に使う 糸を糸車で紡いでいるところでした。

ぜんまい織 1

山に自生する ぜんまいの新芽は「綿衣」で守られていて
織物には、このふわっとした綿の繊維が使われています。

ぜんまい綿毛

糸車で絹の糸をつむぐ際に、干したぜんまいの綿を からめこんで
いくそう。

170524-13j

綿毛と糸

こうして、つむいだ糸を 緯糸(よこいと)にして
機で織り上げていきます。

ぜんまいの綿には、防虫・防カビの効果があるのだそう。
ぜんまいの新芽を虫から守るくらいだから。と
この綿衣に目をつけた先人の知恵!!すごいですね。
新芽から外したぜんまいの綿は、触ると羊毛のようにやわらか!
水もはじくのだとか。

反物として織りあげていく「天鷺ぜんまい織」
ぜんまいの綿毛と一緒に 羽毛も糸に紡ぎこみ織り上げます。
青木さんが 今、織り上げているのは ショールでした。

天鷺村の「鎌田家屋敷」では、こうして「天鷺ぜんまい織」の制作の様子、
織り上げられた布を目にすることが出来ます。

鎌田家

コースターを織り上げる「手織り体験」も!ありますよ!
(15~30分くらいで コースターが仕上がります。料金1000円)
体験中

食すばかりだった ぜんまいが、風合いのある織物となっていく。
その知恵と伝統に触れ 感動も紡いだ ラジパルでした。

2ショット

問:天鷺村 0184-74-2525 (体験の際はご予約を☆)