ニュース
テレビ
ラジオ
イベント・映画
アナウンサー
番組表
動画配信
ブログ
ABSあぷり
SNS
2017年12月14日

秋田の伝統野菜「ちょろぎ」

12月もあと、半月ほどとなりました。お正月を迎える準備のひとつ、
おせち料理について考えている方もいらっしゃると思います!
おせち料理に入る縁起物の食材に「秋田の伝統野菜」があることを皆さん
ご存知でしたか?    それは「ちょろぎ」です!!

山形さん3

赤く漬けた ちょろぎの梅漬けが おせち料理に用いられています。
「ちょろぎ」は漢字で「長老喜」や、「長老木」「千代呂木」と書くなど
縁起を担いで おせち料理やお祝い事のときに食べられることが多いのです。
黒豆に添えられ「まめで達者で、長生きを喜ぶ」とされています。

主な産地は 湯沢市!!
皆瀬地区には栽培部会があり、ちょろぎ栽培に取り組んでいます。

お話を伺ったのは、ちょろぎの漬物を漬けて販売すること20年近く!の
山形 あさ子さん。
湯沢市の農産物直売所「菜菜こまち」の加工部長さんです。

山形さん1

「ちょろぎ」は、しそ科の植物で、土の中にある茎の先端に出来る茎塊です。
収穫時期は、11~12月始め頃。雪が降るか降らないか。というところまで
土から掘る作業が行われます。

寒い中での作業が難儀なことと、収穫した巻貝形のちょろぎを洗う手間がかかる
ことなどから、高齢化した栽培者が減少し、栽培が少なくなっています。

江戸時代に、中国から伝わったとされる「ちょろぎ」
その、シャクシャクとした歯ざわりのよさが特徴です。

山形さんは、砂糖を入れない、しそ酢で漬けることにこだわっているそう。
味わうと、歯ざわりのあとに、なんともいえない、
シソのいい香りが広がりました。

また、「味噌漬け」「酒かす漬け」も作られていて
どちらも!!また!!! 美味しかったです♪♪

山形さん2

山形さん4

直売所に お正月すぎまで、ちょろぎの漬物を作って並べるということ。

お正月のおせち料理には、ぜひ、秋田に伝わる伝統野菜の「ちょろぎ」を
入れて! 新年をお祝いしたいですね!!

(取材 ラジパルス かおり)