パイセン!〜大学の歩き方〜

2017年12月22日

東北芸術工科大学 3年生 菅原 葵さん

今回のパイセンは
秋田公立美術大学付属高等学院出身で現在、
東北芸術工科大学 3年生
菅原 葵(すがわら あおい)さんです!

東北芸術工科大学 3年生 菅原 葵さん

【地域をデザイン】

東北芸術工科大学のパイセンは、
以前出演してくれた北嶋孝祐さんに続いて二人目です。

芸術学部とデザイン工学部の大きく二つの学部がある東北芸術大学。

葵さんはデザイン工学部のコミュニティデザイン学科に所属しています。

「地域の人たちと一緒に課題を見つけて、
一緒に解決していくっていう勉強をしています。」

2年生の時には、
地域の人たちとのワークショップを開催したことがあるそうです。

地域とのつながりを大切にしながら大学で学んでいる葵さん。

所属するコミュニティデザイン学科は、
3年生の後期から卒業研究が始まります。

ということで葵さんは今、卒業研究の真っ最中なんです。
 
 
 

【卒業研究は…】

「うちの学科の卒業研究は、一人で自分の研究対象地域を決めて、
その地域の課題解決にアプローチをするというのが、卒業研究として認められているんです。」
 
卒業研究について、詳しく話してくれた葵さん。
自身はその研究対象地域を“病院”に設定しました。

その理由を葵さんはこう話します。
「私はもともと美術やアートに興味があったんですね。
 そういった美術やアートっていうのは
どこで必要とされているんだろう…というのをずっと考えていて。

最近気づいたんですが、病院って一見アートとかと関係ないように思われがちだけど
 意外と病院という場所にアートの必要性があるんじゃないかって思い始めて。

 病院とアート、そしてコミュニティ…この三つの要素で
何かアクションを起こしたいと思って、研究対象地域を病院にしました。」
 

具体的な今後の動きとして、葵さんは
『色彩の文集プロジェクト(仮)』というものを立ち上げました。
 

“病院”という場所は、清潔なイメージではありますが、
白や灰色など彩りが少ない場所でもあります。

また、人々が体や心に傷を抱えているのも“病院”です。

そんな場所で、葵さんは
患者さんに、色にまつわる聞き書きをしようと考えています。

聞き書きとは、人から話を聞いてそれを文章に起こすこと。

葵さんは、患者さんが人生で一番美しいと思った色の記憶を
聞き書きして、その文章をもとに一冊の文集を作ろうと考えています。

そしてその聞き書きを、依頼したアーティストに送り、
患者さんそれぞれの色の記憶に基づいたアート作品を作ってもらおうと考えています。
 

アートや芸術と、一つのコミュニティをつなぐ卒業研究。

今後、どのようになっていくか非常に楽しみです。
 
 
 

【きっかけはおじいちゃんのお店】

葵さんが東北芸術工科大学を目指したのには、
こんなきっかけがありました!
 

「実は私のおじいちゃんは100年以上続く八百屋さんをやっていたんですね。
 ですが、私が高校2年生の時に経営難と道路拡張でそのお店を占めざるを得なくなってしまって…。
 
 私にとって、人がいるのが当たり前だったお店から、
どんどん物がなくなって空っぽになっていくっていうのを目の当たりにして、
当時すごくショックだったんですね。

何かそこで出来ないかなっていう思いが生まれて…。当時自分の周りには、
美大付属ということもあって、絵が得意な友達がたくさんいて、
その友達に、閉店した店内に絵を描いてもらったんですね。

それをおじいちゃんがすごく喜んでくれて。それが私にとってすごくうれしい出来事で、
こういう元気のなくなってしまった場所にアートがどういう作用をもたらすのか興味が湧いて。

それを学べる場所を考えたときに、今の芸工大の学科にしました。」

自分の感じたことを大切にして、
進路選択をした葵さん。
 

2018年は卒研に就活…、
いろんなことが待ち構えているので、
軸がぶれないように頑張りたいと意気込んでくれました!
 

きっと葵さんならできるはず!応援しています!

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