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2015年06月3日

フキは煮物だけじゃない

自動車税の通知に初夏の訪れを感じる賀内です。

6月3日の「あさ採りワイド秋田便」。
「楽しい観光地情報」は、初夏を告げる恒例行事「ふき刈り体験」についてお送りしました。
ゲストは、「あきた ふき粉の会」の佐藤郁子さんです。

「あきた ふき粉の会」の佐藤郁子さん

ふき粉とは、その名の通り、ふきの粉ですが、お茶にしたり、もろこしにしたり、秋田名物の稲庭うどんに入れたりと、多彩な活用法があります。
私は寡聞にして、ふきといえば茎を煮るくらいしか知りませんでしたが、いろんな製品があるんですね。

ふき粉を使った加工品

とはいえ、ここまで来るには、試行錯誤がありました。
最初は茎も入れていたのですが、今は葉の部分だけで、食味が違うとのことです。
葉っぱはこれまで捨てられていましたが、有効活用にもなりました。
ふき茶は、「翠雨(すいう)」という優しい名前で、女性がパッケージ開発を担当しました。
色は煎茶に近いかな。賞味してみると、思ったより苦くなく、自然な味わいが口中に広がります。
「食事の時のお茶に合うんですよ」と、佐藤さんが語ってくれました。

ふき刈りは6/14(日)の午前10時から、秋田市の四ツ小屋小学校近くの畑で行われます。
鎌を入れて、切り口から流れる水に参加者が驚いたりと、さまざまな新発見があります。
刈った大きなふきを、傘がわりに子供がさすと、たちまち「トトロ」です。
「秋田の国では雨が降ってもカラカサなどいらぬ」と、ふきの葉を傘にした時代から
トトロまで、使い方は不変ですねえ。

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