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カテゴリ:田村修

2011年2月28日

心に秘めたバカヤロー

【きょうのテーマ】心に秘めたバカヤロー

どうもどうも、あべ十全です。得意はダジャレと下ネタです

って言ってみたかったのですがやめました。
1月のインフルエンザで休んだ田村に代わって、十全さんが出演した時「どーも タムラオサムです」って言ったらしいですね・・・

十全さんはヨーロッパをまわる海外旅行中のため、田村が月曜のピンチヒッターです。

なんでも1953年の2月28日、当時の吉田茂首相が衆議院の予算員会で「バカヤロー」とつぶやいた?そうです。それがきっかけで解散に至ったというのが「バカヤロー解散」と言われて歴史の教科書にも掲載されている出来事です。

さてバカヤローというのは喜怒哀楽の「怒」にほかなりません。

いろんな本を読んで、なんで人は愚痴を言うんだろうか?とか、なんで人は怒るんだろうか?とかを結構自分なりに研究しています。

で人がなぜ怒るのかというと、「思ったことと違うようになってしまうから=思い通りにいかないから」ですね。つまりはストレスがたまるんです。

・相手が報告してくれるだろうと思ってたのに、報告してくれなかった
・こうは言わないと思ってたのに、違う事実を吹聴された
・飛び出さないと思ってたのに飛び出してきた
・消してくれるとおもってたのに消してなかった
・面と向かっ言われると思ってなかったのに「バーカ」と言われた
・自分はしつけているつもりなのに犬がかむのをやめなかった
・90点取れるとおもってたのに88点しかとれなかった
・あいつは三振に討ち取れると思ったのに、ヒットを打たれた
・うちの子は危ない行動をとらないと思ってたのに、沼で遊んで落ちた

大なり小なりありますが当人にとっては全部バカヤローでしょう。
特に子育て中のママは、「自分の言ったことを素直に聞かない人間」と初めて接しているわけですからストレスもたまります。これまで接したことのない人間ですから。つまりは思い通りにいかないストレスを、「バカヤロー」と爆発させて、相手にぶつけているわけです。

田村も比較的怒らないほうですが(後輩はそうは思ってないかも)、その理由は 最初っから思い通りになると思ってないからでしょう。

「飛び出してくるだろう」
「原稿を直してないだろう」
「言葉遣いを間違えるだろう」
「どーせ連絡してないだろう」
「編集も完璧じゃないだろう」
「深夜2時はすぎるだろう」

なんてことをはなっから思って予測をしていると、その予測が緩衝材になって怒りを軽減してくれます。

結局「バカヤロー」と思って「怒り」の感情を露わにしたところで、事態の改善は図れないんです。
高校野球で初の選抜甲子園出場を決めた大館鳳鳴高校の齊藤広樹監督も、野球の指導の一環で「怒って勝てるぐらいならいくらでも怒る」と、何かでコメントしていたのを思い出しました。さすが甲子園に導くチームに仕上げる監督はコーチングの理論も取り入れています。結局は怒るだけエネルギーの無駄なんですねぇ。

あ、犬のしつけでも「バカヤロー」はダメですよ。

ドッグトレーナーから聞いた 犬のしつけは
・「これをやったら無視されちゃうんだ〜 じゃあやめよう」
・「これをやったら御主人さまが 僕をいっぱいほめてくれた
  じゃあまた同じところにおしっこしよ〜」
・「これをやったら御主人さまが 僕をいっぱいほめてくれた
  じゃあまたお手をしたらほめてくれるよね〜」

と、犬が思うようにしつけていけば自然に言うことを聞いてくれます。
人間だっておんなじですよ。まさにコーチングです。

怒っている人は「事態を改善したいのか?」、それとも「自分のストレスを発散させたいのか?」よーく考えてみましょう。
よーく怒る人はコーチングも調べてみてね。

そうそう、ゆーちゃんの待ち受けにする写真は、今回カメラがなかったので、次回きっちりとブログに掲載しまっす。
ごめんなさい。

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