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2013年3月11日

2013年3月11日(月)

廣田です。

東日本大震災から2年になるのを前に、
被災地の一部、岩手県大槌町釜石市に行きました。

ちょうど1年前にも同じく大槌町と釜石市に行きました。
震災から2年がたって、何が変わったのか、あるいは、何が変わっていないのか。

私の場合、通年で被災地を見てきたわけでもありませんし、
被害を受けた場所の全てを見たわけでもありません。

ただ、放送という仕事を通じて、
少しでも何か伝えられればと思い、
去年も今年もあさ採りの中で見て感じたことを話しました。
そして、この放送日記でもお伝えします。

2年が経っても大槌町はさら地のまま。


大槌港から約1.5km以上離れている大槌中学校も、
1階部分に津波のつめ跡が残ったまま。

ただ、1年前は町全体がセピア色に見え、寂しい感じでしたが、
今年はその中にも鮮やかな色が見えました。

左奥には骨組みだけの建物も見えますが、
右手前の建物には、壁に綺麗な絵が描かれていました。

上に上に伸びていく大木と、花。
逆側の壁には、虹の絵もありました。

仮設住宅で暮らす人達が、また地元で集まれるような場所を提供しているお店もありました。
釜石市でも、さら地の上で、キッチンカーや大型バス型の食堂という形で営業しているお店もありました。
再生」に向けた動き・思いをあちらこちらで感じました。

もう一つ、去年と今年で違ったのは津波が到達したことを示す道路標識



坂の途中に標識があります。
「こんなところにまで津波があがってくるのか」と驚きました。

津波に関しては秋田にとってもきちんと対策を取らなければならない問題です。

被災地への思い・支援を風化させないと同時に、
いつ来るかわからない災害に対する警戒、
備えの大切さも風化させてはいけないと感じた2013年3月です。

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