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2012年3月13日

2012年3月13日(火)

東日本大震災から一年が経過しました。

「あさ採りワイド秋田便」と「ごくじょうラジオ」では、特集「震災から一年 新たな一歩」をお送りしています。

12日月曜には、岩手県大槌町のキャラクター「おおちゃん」のマスコット人形を通じた支援活動を紹介しました。
仮設住宅で暮らす方に、軍手を材料にしたかわいい人形を作ってもらい、その売り上げを少しでも生活の足しにしてもらえれば。という活動です。
仮設住宅での暮らしの中でも目的が生まれるし、人が集まる場も生まれます。

また、秋田市の遊学舎では寄付をしてくださった方に、この「おおちゃん」マスコットをプレゼントしてきたとのことでした。

13日火曜には、支援活動を続ける団体「HEART OF GOLD」と被災した宮城県岩沼市の花を販売する「Dragon Flowers」プロジェクトをご紹介しました。

この力強い言葉はDragon Flowersプロジェクト代表の菅原龍也さんの言葉です。

私、先日岩手県の釜石市大槌町に行きました。



一年が経過しても津波の爪痕が残ったまま。
まだまだそのまま残っている建物もありました。
これらが崩された場合には、またがれきも増えてしまうことでしょう。

改めて「復興には相当な時間がかかるんだな」と実感しました。

ただそんな中でも、
「違う場所でお店を再開しました」という看板があったり、
プレハブで営業しているコンビニエンスストアがあったり、
屋根がない中でも営業しているガソリンスタンドがあったり、
確実に復興への歩みが感じられる部分もありました。

新たな一歩は確実に踏み出されていました。

そして、何より印象的だったのは、帰り道方向の沿道で頻繁に目にする感謝の言葉の立て看板です。

「たくさんの支援をありがとうございました」
「皆さんの温かい支援を忘れません」
などなど。

被災地の皆さんは自分たちの復興作業もある中で、支援に訪れた方々への感謝の想いの方を優先して看板という形にしていました。

中には決意の言葉も。

「必ず自分たちの力で立ち上がります」
「また10年後、復興を遂げた姿を見に来てください」

再び花を咲かせる10年になるよう祈っています。

そして、力になれるよう私達にできることを続けていきます。

今回被災地のために特別に何かをしたわけではないのですが、放送で喋ることで、あるいはここに記す事で、何か伝わることがあればいいなと思って書きました。

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