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2009年6月10日

2009年6月10日(水)

賀内です。

きょうの「楽しい観光地情報」は、さいたま市の鉄道博物館をご紹介しました。
明治5年の、日本初の蒸気機関車に始まって、「ブルートレイン」と呼ばれた寝台車が展示されています。また、線路の総延長1.4キロという鉄道模型のジオラマ、D51や新幹線の運転台を模した運転シミュレーターなど、鉄道のすべてがそこにあるといっていい博物館です。

何を隠そう、私も小学生の一時期、鉄道にはまっておりました。自宅の近くを線路が通っていたので、列車を見ているうちにはまりこんでいったのでしょうかねえ。朝7時20分頃に家を出ると、寝台特急「あけぼの」と、特急「白鳥」がすれ違うシーンに遭遇できました。
奥羽線が、秋田と東京を結ぶゴールデンルートだった時代、夜の奥羽線を快走してビジネスマンや旅行客を運んだ「あけぼの」。青森・大阪間を、食堂車やグリーン車も含めて十数両に及ぶ豪華編成で結んだ日本海縦貫線の雄「白鳥」。そのすれ違いの光景見たさに早く家を出て小学校に行ったもんです。

今はもう、昔ほどの興味はなくなりましたが、それでも旅先の駅で、珍しい電車や客車を見つけると、視線が動いてしまいます。また、時刻表を精読したことが役立って、旅行の計画をたてる時も困りませんね。

「こまち」に乗っていて、自分がもう少し年上だったら、と思うことがあります。それは、旅の途中、食堂車でビールを飲みつつ、車窓からの景色を楽しみたかった...ということ。昔は奥羽線の「つばさ」、羽越線の「いなほ」など、昼間の特急にも普通に食堂車がついていたのですが、今、食堂車を連結しているのは「カシオペア」「北斗星」など、ごくごく一部の夜行列車です。
気軽に食堂車に入れた時代を懐かしみつつ、こまちの客席で缶ビールを「プシュ」とあけるのでした。元・鉄道マニアの夢は、こんなさもないものです。

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