2008年7月4日
2008年7月4日(金)
賀内です。
月に一度、脳血管研究センターの長田乾先生をゲストに迎えて、脳に関するお話を伺っています。
きょうは、「香りを脳はどう感じているか」という、まことに興味深いお話から始まりました。
脳波のα波(アルファは)というのがあります。リラックスしたときに、このα波が多く出ると言われています。コーヒーの香りをかぐとα波が出ますが、豆の種類によって、その出かたが違うというのです。ですから「リラックスするならこのコーヒー を!」という新製品の開発につながっていく可能性もあります。 ただ「いい香りだ」というのではなく、はっきりとしたデータで出るのが強みですね。
脳波を使った解析は、ほかにも応用ができて、音楽を聞かせても、曲によって脳波が違うのだそうです。ある人が「モーツァルトを聞くと落ち着く」と言っていましたが、実際に脳波を取ってみると、モーツァルトよりも秋田民謡の方が、より強く反応したとのこと。昔からなじんでい た旋律が、脳を強く刺激したのですね。
...こういう話を、長田先生、わかりやすく聞かせてくれます。次回は8/8(金)の予定です。