2008年7月22日(火)
きのうの日記を鶴岡さんに外注した賀内です。
きのうの「あさ採りワイド」は、まさにお祭り大特集。スタッフも総動員でした。ふだんは録音で放送している「歌のない歌謡曲」も、物袋ANが土崎の曳山を前に、生放送でお送りしました。
その後鶴岡さんが、ふぐ料理を紹介したのは、昨日の日記の通りです。
ふぐ天丼やふぐの握りの中継をスタジオで聞いていた私は、「うまそうだ」→「まだ食べてない」→「現地取材をして確認しなければ」→「それを皆様にお伝えするのが使命だ」と勝手に決心、きのうの放送後、夕方の土崎の町に繰り出していきました。
いやー、暑いの何の!
土崎は港町ですから海風が入るはずですが、時おり無風になって、暑さがいっそう厳しくなりました。
まずは、商店街に面した「港の銀水」でふぐ天丼。口をあんぐり開けないと入らないくらいに大きなふぐの天ぷらが2切れ、丼からはみ出しそうに乗っかり、さらにえび天まで入っている大サービスです。
衣はサクサクという歯ごたえ。表の「衣ゾーン」から内部の「ふぐゾーン」に歯が噛み進んでいくと、粘りと腰があるふぐ肉に出会います。淡白なふぐに、濃厚な天つゆが合います。
お店には、祭り見物に来た家族連れも入ってきます。店のおかみさんと会話がはずんだりしてにぎやかです。
そして、住宅街の中にある「菊ずし」へ。小上がりでふぐ刺しとふぐの握り。ふぐ刺しは皿の模様が見えるような薄作りがいい、などという説を覆すような厚い刺身!
握りは、生のふぐを使ったものと、軽くあぶったものと二種類ありました。「あぶり」の方は、醤油ではなく塩を振っていただきます。これもまた美味。 土崎の祭りに欠かせない「かすべ」(エイを煮た料理ね)もつまみなが ら飲んでいると、お客様が続々と入ってきます。
浴衣の女の子、祭りの装束のままのお兄さん...地元の人たちが談笑しながら、酒も料理も進んでいきます。
「お祭り」という一言で、「なんでもあり」になってしまい、みんながワクワクするんですね。この「ワクワク感」が、地域の力です。「お祭りはいいなあ」という、まことに平凡な結論にたどり着いたので した。